シャトー・ラフィット・ロートシルト、赤ワインの入ったグラス、ワインボトル

ボルドー最高峰と言われる5大シャトーの中でも筆頭格に挙げられる、シャトー・ラフィット・ロートシルト
エレガントで優美、そして品格を感じさせるその味わいから、「王のワイン」と呼ばれ、多くのワイン愛好家たちを魅了し続けています。

この記事では、シャトー・ラフィット・ロートシルトの歴史やスタイルについて解説し、ソムリエが選ぶ今購入するべき当たり年(グレートヴィンテージ)をご紹介。
加えて、できれば手に入れたいおきたい当たり年や、ラフィットの他のラインナップについても触れたいと思います。

そして最後に、シャトー・ラフィット・ロートシルトの流れを汲む、コスパ最強ともいえるチリワインをご紹介して締めくくるので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。

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※掲載されている価格は2022年05月26日時点のものです。

この記事は、ソムリエが執筆・監修を行っています。(最終更新日:2022/05/26)

【5大シャトーの筆頭格】
シャトー・ラフィット・ロートシルトとは?

画像出典:※Instagram @climatsmx ​​さんより

シャトー・ラフィット・ロートシルトとは、世界的な銘醸地フランス・ボルドーの中でもひときわ大きな存在感を放つシャトー(生産者)。
ロートシルトは、ロスチャイルドのドイツ語読みで、その名の通り世界的な金融財閥であるロスチャイルド家が所有する由緒あるシャトーです。
ボルドーの頂点に君臨する「5大シャトー」の筆頭格といわれ、その味わい・品格は群を抜きます。
※この記事では、ワインの表記に関しては、”ロートシルト”で統一します。

5大シャトーとは、「メドック格付け」というボルドーにおけるシャトーの番付け(ランキング)のトップに位置する5つのシャトーを指します。
メドック格付けは、パリ万博博覧会に合わせて、ナポレオン三世によって1855年に制定。
テイスティングや取引価格をベースに、最上位の第1級から第5級まで、合計61のシャトーが選出されています。
ラフィットは、当時もっとも高値で取引されており、第1級への格付けは誰もが納得するものでした。

ラフィットの歴史は13世紀まで遡ることができますが、本格的にワイン造りが始まったのは18世紀。
いくつかのシャトーを所有し、「葡萄の王子」の異名を持つニコラ・アレキサンドル・ド・セギュール侯爵がオーナーになってからのことでした。

「葡萄の王子」ことセギュール侯爵は、ラフィットを取得したのち、現在の5大シャトーのひとつであるシャトー・ラトゥールも手に入れます。
そして、ボルドーの至宝ともいえるこの2つのシャトーを併合したのでした。

画像出典:※Instagram @falstaff.international ​​さんより

この時代、ルイ15世はラフィットをいたく気に入り、ヴェルサイユ宮殿でも評判となりました。
また、彼の公妾であるポンパドール夫人も、このワインを晩餐会でたびたび振る舞い、貴族たちの間でも人気を博すことに。
そして、当時主流であったブルゴーニュワインをわきへ追いやったラフィットは、「王のワイン」と呼ばれ、ステータスシンボルとして脚光を浴びる存在となったのです。

その後、セギュール侯爵は跡取りに恵まれず、ラフィットは彼の娘たちが相続。
その際に、ラフィットとラトゥールは再び分割され、別々の道を歩むことになります。

幾人かのオーナーの変遷を経たラフィットは、1868年にジェームズ・ド・ロスチャイルド男爵によって競売で落札され、そして現在のシャトー・ラフィット・ロートシルトの名称へとなったのでした。

【究極のフィネスとエレガンス】
ラフィットのスタイル

画像出典:※Instagram @_vintage82_ ​​さんより

シャトー・ラフィット・ロートシルトはどんなワインか?特徴は?
そう聞かれれば、きっと多くのソムリエやワイン愛好家たちは、「究極のフィネスとエレガンス」と答えるでしょう。

ワインを表現する際に、フランス語の「フィネス」(finesse)という言葉がしばしば使われます。
フィネスとは、英語の「fineness」にあたり、繊細や洗練、上品さを表し、気品といった言葉もふさわしいかもしれません。

”しっかりした渋み”や”重厚なボディ”といったイメージのあるボルドーワインにあって、シャトー・ラフィット・ロートシルトの味わいは、まさに洗練エレガンスといった表現がぴたりと当てはまります。
極上の味わいを生み出すのは、凝縮した果実味、タンニン(渋み)、そして美しい酸の完璧なバランス。

また、よく熟したカシスやブラックベリーのアロマに、清涼感のある西洋杉などのニュアンスも加わる香りは、気高さや気品を感じさせ、シャトー・ラフィット・ロートシルトは、まさに「フィネス」と「エレガンス」を体現するワインです。
そして、飲み頃を迎えて真価を発揮するまでには、最低10年の熟成が必要と言われており、「王のワイン」の名にふさわしいと言えます。

画像出典:※Instagram @elvinet ​​さんより

それでは長くなりましたが、この味わいがどのように生まれるのか、その秘密を見ていくことにしましょう。

シャトー・ラフィット・ロートシルトは、ボルドーの中でもトップ・シャトーが密集するポイヤックという村のもっとも北に位置し、お隣のサン・テステフ村に隣接しています。
(※一部の畑はサン・テステフ村にはみ出ていますが、原産地呼称制度が制定される以前からブドウ樹を植えていたということで、例外的にブドウの使用が認められている。)

畑は、ポイヤック村の中でもっとも標高の高い丘の上にあり、日照量も十分。
土壌も水捌けのよい砂利質で、ブドウ栽培に理想的な環境です。
加えて、シャトー・ラフィット・ロートシルトでは、ブドウ畑を土壌の性質に合わせて細かい区画に分けて管理し、それに合わせて醸造を行うことで、土地の特性をうまく引き出しながら、最高の味わいへと導きます。

また、ブドウをベストな状態で収穫するため、およそ100ヘクタール(東京ドーム約21個分)にもおよぶ広大な畑に、400名を超えるスタッフを投入。
状態を確認しながら手摘みで収穫を行い、さらにその後ひと粒単位での選果を行います。
ラフィット用の区画で収穫されたブドのうち、そのわずか3割ほどの最良のものしか実際にラフィットに使用しないというから驚きです。

そして、ワインの味わいに重要な役割を果たす樽も、コストを顧みずに自社(シャトー内)で制作。
また、ワインの味わいや香りをさらによくするため、樽の内側をトーストしますが、収穫した区画やヴィンテージ(収穫年)の特性に合わせて、火入れの具合を調整するという徹底ぶりです。

こうした寸分の狂いもない緻密なワイン造りが、至高の味わいを生み出しているのです。

【ソムリエ・チョイス】
値上がり前に買っておくべきグレートヴィンテージ

画像出典:※Instagram @thedomaines ​​さんより

シャトー・ラフィット・ロートシルトの歴史やどのようなワインなのかを見てまいりましたが、ここからは、みなさんが知りたい「当たり年」(グレートヴィンテージ)をご紹介しています。
安くはないし、せっかくならいいヴィンテージのものを買いたい・飲みたいですよね。

さっそく結論から申し上げると、今買うべきヴィンテージは、最新の2019年とひとつ前の2018年
その理由を書く前に、まず「ワイン・アドヴォケイト」というワイン専門誌の存在を知る必要があります。

ワイン・アドヴォケイト(略記:WA)とは、ワイン業界でもっとも影響力のある媒体で、その評価によってワイン市場を動かすとまで言われる存在です。
100点満点でワインを評価し、100点(WA100)を獲得したワインの価格は瞬く間に上昇し、ワイン愛好家やコレクターたちの熱い視線を集めることになります。

ワイン・アドヴォケイトとは?
ワイン・アドヴォケイトとは、弁護士のロバート・パーカー氏によって、1978年に創刊されたワイン専門誌。
世界初の100点満点でのワインの評価に加え、分かりやすい表現で、消費者たちから多くの共感を得ました。
また、広告掲載を一切行わず、ワイン業界から完全に独立した客観性も支持を広げる重要なポイントに。
パーカー氏は2019年に引退し、現在は後進のスタッフたちに引き継がれています。
 
ここでご紹介する2019年と2018年は、まさにその100点満点(WA100)を叩き出した”パーフェクトワイン”
近年のリリース価格は、以前に比べると落ち着いた傾向にありますが、それでもシャトー・ラフィット・ロートシルトの価格は、5大シャトーの中でもトップクラス。
年を追うごとに価格は上昇していきますし、こうしたワインは、数十年の熟成を経てやっと本領を発揮するので、できればリリース直後の最安値で購入しておきたいところです。

また、ヴィンテージの特徴や、シャトー・ラフィット・ロートシルトによる公式のテイスティングコメント(英語)も合わせて記載しておりますので、ご参考にしていただければと思います。

シャトー・ラフィット・ロートシルト
Chateau Lafite Rothschild

2019

2019年は、冬は降雨量の多い冬からスタートし、4~5月は天候不順で低い気温が続いたため、ブドウの生育の遅れが懸念されましたが、7月~収穫までの期間は好天が続き、十分な気温と日照量を確保。
そして適度な雨により健全なブドウが育ち、過去5年間を見ても最高峰と呼べるヴィンテージとなりました。

※公式コメントは発表前

シャトー・ラフィット・ロートシルト。2019
参考価格:¥10,4500~(税込) /(750ml)
ワイン・アドヴォケイト (WA): 100

ぶどう品種 品種
カベルネ・ソーヴィニョン 94%
メルロ 5%
プティ・ヴェルド 1%
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2018

2018年は、冬~春まで冷たい雨に悩ませられ、「ベト病」と呼ばれるカビの一種が多くの畑で発生。
オーガニック農法などを取り入れているシャトーでは特に苦戦を強いられ、収穫量は例年と比べると大幅にダウンする結果に。
しかし、7月中旬から収穫までは、打って変わって非常に暑く乾燥した天候が続き、収量が減った分、逆に生き残ったブドウに栄養が集中し、結果として傑出したヴィンテージとなりました。

Dark colour with glints of purple giving the wine a bright, lively appearance. The nose is still quite closed but suggests tremendous depth. Aromas of black and red fruit, and cedar, characteristic of Lafite’s wines, then emerge. On the palate, the attack is impressive thanks to a remarkable blend that expresses its full harmony and power in a long, fresh finish.
This was an unusual year, and yet Lafite managed to demonstrate its extraordinary potential while at the same time keeping its balance and elegance.

シャトー・ラフィット・ロートシルト、2018
参考価格:¥128,000~(税込) /(750ml)
ワイン・アドヴォケイト (WA): 100

ぶどう品種 品種
カベルネ・ソーヴィニョン 91%
メルロ 8.5%
プティ・ヴェルド 0.5%
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【できたら入手しておきたい】
WA100 ヴィンテージ

画像出典:※Instagram @thedomaines ​​さんより

上記に続き、WA100を獲得したヴィンテージ、2010年2003年をご紹介。
すでに価格は上昇していますが、可能ならぜひ手に入れておきたいヴィンテージと言えます。

また、グランメゾンと呼ばれるの一流のレストランであれば、リリース直後に購入していることが多く、こうしたヴィンテージでも(お店で飲むことを考えれば)意外とお得な値段でオンリストされていることもありますので、じっくりとワインリストを眺めてみるのもおすすめです。

ちなみに、過去にWA100を獲得したシャトー・ラフィット・ロートシルトで、特に古いヴィンテージのものは、1953年と1870年。
何だか気の遠くなるような年代ですが、ワイン好きならこうした古いヴィンテージのものを、一度は味わってみたいと思いますよね。

2010

2009年に続き、突出したヴィンテージとなった2010年。
春先まで湿度の高さから開花が不安定でしたが、夏は十分な日照量があり、熱く乾燥した気候に恵まれました。
昼夜の寒暖差も申し分なく、ブドウの成熟には理想的な条件下で収穫を迎えることなったのです。

※(参考)過去最高と言われた2005年を超える偉大なヴィンテージとなった2009年。
4月までは気温があまり上がらず、雨も多かったため、ブドウの生育が遅れがちでしたが、5月以降天候は回復。
その後収穫まで、熱く乾燥した気候に恵まれ、偉大なワインが生まれる条件が整いました。

Fine, concentrated colour.
Solid and dense in the mouth, presenting good structure and well-defined tannins. A long, lingering palate with notes of violets on the finish. The 2010 is an elegant wine with excellent balance.

ワイン・アドヴォケイト (WA): 100
参考価格:¥189,800~(税込) /(750ml)
ぶどう品種 品種
カベルネ・ソーヴィニョン 87%
メルロ 13%
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2003

2003年は、フランスが記録的な熱波に見舞われたヴィンテージ。
ボルドーでは、春先までは比較的暖かかったですが、4、5月は冷涼な気候に。
しかし、6月から暑さが始まり、8月には11日連続で35℃を超え、40℃以上を記録した日も。
酸は穏やかで、ポートワインのような甘さがと高いアルコール度数が特徴のワインとなりました。

Deep colour with very ripe red fruit on the nose. On the palate, the vintage proves to be particularly rich, intense and smooth with very rounded tannins. Long persistent finish.

ワイン・アドヴォケイト (WA): 100
参考価格:¥148,000~(税込) /(750ml)
ぶどう品種 品種
カベルネ・ソーヴィニョン 86%
メルロ 9%
プティ・ヴェルド 2%
カベルネ・フラン 3%
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【トップシャトーを凌ぐセカンド】
カリュアド・ド・ラフィット

こちらでご紹介するのは、シャトー・ラフィット・ロートシルトのもうひとつラインナップである、セカンドワインのカリュアド・ド・ラフィット

セカンドワインとは?
セカンドワインとは、文字どおり”2番手”のワインのこと。
ワイナリーにおけるトップのワインには使用されないブドウ(樹齢の若いものや品質基準に満たないもの)から造られます。
決して”格落ち”というわけではなく、栽培や醸造などは同じワイナリーが行いますし、比較的リーズナブルな価格でその造り手のスタイルを楽しめるので、逆に狙い目のワインでもあります。
(サードワインは、セカンドのさらに下にあたるもの。)

ピックアップしたのは、ラフィットがWA100を獲得した上記の2019年と2018年。
カリュアド専用の区画のブドウも使用しますが、シャトー・ラフィット・ロートシルト用の畑のブドウも使われており、その品質は並のボルドーでは到底太刀打ちできません。

しかし、価格はシャトー・ラフィット・ロートシルトの半額以下
比較的早いうちから楽しむことができるスタイルながら、フィネスとエレガンスを十分に備えた贅沢な1本です。

カリュアド・ド・ラフィット
Carruades de Lafite

2019
シャトー・ラフィット・ロートシルト、カリュアド・ド・ラフィット、2019
参考価格:¥41,800~(税込) /(750ml)
【詳細情報】
ワイン・アドヴォケイト (WA): 92

ぶどう品種 品種
カベルネ・ソーヴィニョン 68%
メルロ 727%
カベルネ・フラン 5%
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2018
シャトー・ラフィット・ロートシルト、カリュアド・ド・ラフィット、2018
参考価格:¥42,680~(税込) /(750ml)
【詳細情報】
ワイン・アドヴォケイト (WA): 94

ぶどう品種 品種
カベルネ・ソーヴィニョン 56.5%
メルロ 38%
カベルネ・フラン 5.5%
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【ラフィットのグループが手掛ける】
コスパ◎のデイリーワイン

締めくくりに、シャトー・ラフィット・ロートシルトを所有するドメーヌ バロン ド ロートシルト ラフィット社が手掛ける、コストパフォーマンス抜群のチリワインをご紹介。
ネットやスーパーなどで気軽に購入できる価格がうれしいデイリーワインですが、ボルドー最高峰の技術が使われているので、ぜひ一度味わっていただきたいワインです。

画像出典:※Instagram @vinalosvascos ​​さんより

ロスチャイルド家のワイン事業を本格的に展開するために設立されたドメーヌ バロン ド ロートシルト ラフィット社ですが、世界進出にあたり目を向けたのがチリでした。
チリワインの歴史は古く、16世紀まで遡ることができ、乾燥した気候のおかげで病害虫の被害も少ないので、ブドウ栽培には適した土地なのです。

そして1988年、ドメーヌ バロン ド ロートシルト ラフィット社は、チリのプレミアムワインを造るべく、現地のワイナリーを取得。
数あるワイナリーの中から選ばれたのが、1750年創業のチリのビニャ ロス ヴァスコス社でした。

現在は、リュットレゾネ(減農薬農法)を実践し、ブドウの大半は手摘みで収穫。
また、本拠地ボルドーから定期的にスタッフが訪れ、シャトー・ラフィット・ロートシルトの知識・技術が惜しみなく投入されていることを考えれば、驚異的なコストパフォーマンスと言えるでしょう。

※ヴィンテージやラベルのデザインは予告なく変更される場合があります。

ビニャ ロス ヴァスコス
Vina Los Vascos

【定番ながらコスパは最強】
カベルネ・ソーヴィニョン
ビニャ ロス ヴァスコス、カベルネ・ソーヴィニョン
参考価格:¥1,298~(税込) /(750ml)

ラインナップの中でもっともスタンダードなワイン。
カベルネ・ソーヴィニョンらしいたっぷりとした果実味に、ベリーのアロマが豊かです。
重すぎない渋みで心地よく飲め、やはり肉料理との相性は抜群。
値段からは想像できないクオリティで、家に常備しておきたい1本です。

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【芳醇な味わいでメインにぴったり】
シャルドネ
ビニャ ロス ヴァスコス、シャルドネ
参考価格:¥1,298~(税込) /(750ml)

チリの中でも優良産地の契約畑のシャルドネを使用したリッチなワイン。
トロピカルなニュアンスに、芳醇な味わいが魅力です。
樽は使用しないフレッシュなスタイルですが、しっかりした飲み口で余韻も長く、メインの魚料理にもしっかり合わせられます。

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【料理を選ばないオールマイティな白】
ソーヴィニョン・ブラン
ビニャ ロス ヴァスコス、ソーヴィニョン・ブラン
参考価格:¥1,298~(税込) /(750ml)

こちらも契約畑で収穫さる良質なソーヴィニョン・ブランを使用したフレッシュなワイン。
柑橘系の果実のアロマに、ハーブ類の清涼感のある香りが特徴です。
キレのある酸とミネラルも感じられ、和食をはじめ合わせる料理を選びません。
普段の食卓で、気軽に味わいたい1本です。

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【中華やエスニックにもおすすめ】
ロゼ
ビニャ ロス ヴァスコス、ロゼ
参考価格:¥1,426~(税込) /(750ml)

鮮やかなピンク色が美しいロゼワイン。
甘酸っぱいベリーのアロマに、スパイシーさが加わります。
中華をはじめ、スパイスやハーブを使用したエスニック料理にもぴったりです。
暑くなる季節には、キリリと冷やしてお楽しみください。

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【いつもの食卓をちょっと上質に】
クロマス
グラン レゼルバ
ビニャ ロス ヴァスコス、クロマス グラン レゼルバ
参考価格:¥2,130~(税込) /(750ml)

樹齢の高いブドウ樹から収穫した完熟したカベルネ・ソーヴィニョンを使用し、ラフィットの工房で作られた樽で熟成させたワンランク上のワイン。
カシスなどのベリー系のアロマに、ナツメグなどの甘いニュアンスが感じられます。
タンニン(渋み)も豊かで、いつもの食卓をちょっと贅沢に演出してくれる1本です。

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【肉料理に合わせたくなるフルボディ】
クロマス カルメネール
グラン レセルバ
ビニャ ロス ヴァスコス、クロマス カルメネール グラン レゼルバ
参考価格:¥2,130~(税込) /(750ml)

チリの主要品種であるカルメネールから造られる赤ワイン。
とても色調は濃く、カシスやプラムのアロマが豊かです。
きめ細かいタンニンで、上質な肉料理に最適な1本。
こちらも同様に、ラフィットで作られた樽を使用した贅沢な造りです。

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終わりに

5大シャトーの筆頭格に挙げられ、「究極のフィネスとエレガンス」と表現されるシャトー・ラフィット・ロートシルト
その歴史やワインの特徴を解説し、今のうちに押さえておきたい当たり年、そしてラフィットの精神が受け継がれたコストパフォーマンス抜群のチリワインまでを見てまいりました。

味わいと価格ともに世界最高クラスのワインですので、なかなか気軽に楽しめるのもではありませんが、ワイン好きであれば一度は味わってみたいワインのひとつに違いないでしょう。
もしみなさんがラフィットを飲む機会に、この記事がその味わいに少しでも彩を添えられれば幸いです。