ルイ・ロデレールといえば、「クリスタル」を想起される方が多いのではないでしょうか。
ぱっと目を引く美しく透き通ったボトルに、黄金色のエチケットが印象的ですよね。
「手仕事の芸術品」とも称されるルイ・ロデレールのシャンパーニュは、膨大な時間をつぎ込み非常に丁寧に造られます。
この2021年には、イギリスのアルコール専門誌である『DRINKS INTERNATIONAL(ドリンクス・インターナショナル)』の「世界で最も称賛されるシャンパーニュ・ブランド2021」というランキングで錚々たるライバルを制し、2年連続で第1位を獲得しました。
過去6年間でトップ3に継続してランクインしている唯一のメゾンであり、名実ともに世界トップと言えます。
今回は、そんな世界No.1のシャンパーニュ・メゾン、ルイ・ロデレールについてその魅力に迫っていきたいと思います。
老舗メゾンの奥深さを垣間見るひとときをお楽しみください。
世界No.1に輝いた老舗メゾン、ルイ・ロデレールとは?
ルイ・ロデレールは、世界最古のプレスティージュ・シャンパーニュ「クリスタル」で知られる老舗シャンパーニュ・メゾンです。
1776年、フランスのランスで創業し、これまで2世紀以上に渡り家族経営を守り続けている稀有なメゾンでもあります。
シャンパーニュの最高傑作と言われることもある「クリスタル」は、日本ではドン・ペリニヨンほどの知名度はありませんが、品質を追求するシャンパーニュ愛好家に愛される格別なシャンパーニュであることは間違いありません。
手掛けるシャンパーニュは「手仕事の芸術品」と呼ばれ、その丹念で時間をかけたシャンパーニュ造りへの信頼が伺えます。
歴史と伝統に裏打ちされたルイ・ロデレールのシャンパーニュですが、この2021年にメゾンの看板であるスタンダード・キュヴェを約35年ぶりに刷新し、「コレクション 242」というシャンパーニュを新たにリリース。
この「コレクション 242」が、上記選手権のノン・ヴィンテージ・ブリュット部門でワールド・チャンピョンを受賞する快挙を達成しました。
進化を続ける老舗メゾンの飽くなき探求心が、最高の結果をもたらしました。
ルイ・ロデレールの自社畑は、格付け畑のみ
ルイ・ロデレールのシャンパーニュは、使用するぶどうの約70%をグラン・クリュ(特級畑)とプルミエ・クリュ(1級畑)のみで構成されている自社畑から収穫しています。
同社が保有する自社畑は、なんと240ha、東京ドーム約48個分の広さがあります。
シャンパーニュ地方でも随一の自社畑率(原料となるぶどう全体に対する自社の畑で採れたぶどうの比率)を誇ります。
シャンパーニュの味わいを決める最も大きな要素は、原料となるブドウ。
「優れたワインはすべて、土壌の質、伝統に対する情熱、将来への鋭い眼差しによって生まれる」
引用元: ルイ・ロデレール公式サイト
ルイ・ロデレールの哲学は、基本に則り、職人気質。
同社のシャンパーニュは「手仕事の芸術品」と言われる所以です。
ルイ・ロデレールにはどんなラインナップがある?
ルイ・ロデレールといえば「クリスタル」。
でも、長きに渡りワイン愛好家に愛され続けるシャンパーニュ・メゾンの実力は、「クリスタル」以外にも十全に発揮されています。
それぞれの作品にエピソードのあるルイ・ロデレール。
メゾンについてもっとよく知るには、ラインナップそれぞれの特徴や逸話を知ることが早道です。
それでは一つずつ見ていきましょう。
(※ルイ・ロデレールの日本における正規代理店は、「エノテカ」なので、購入できる商品については、エノテカのオンラインショップへのリンクも記載しました。ご活用ください。)
黄金色に輝く皇帝のシャンパーニュ
ルイ・ロデレール クリスタル
画像出典:※Instagram @louisroederer_ さんより
Louis Roederer Cristal Brut(ルイ・ロデレール クリスタル ブリュット)。
それは、黄金色にかがやく皇帝のシャンパーニュ。
ルイ・ロデレールのクリスタルは、そこに在るだけで場に華やぎを添えてくれます。
ぶどうの出来が特に素晴らしい年にだけ造られ、8年の歳月をかけて熟成されるメゾンの最高傑作であり、数多くの賞を獲得しているシャンパーニュです。
そのうえ、使用されるぶどうは樹齢25年以上の古樹から収穫されたもののみ。
1本のクリスタルが完成するまでの膨大な時間を感じさせてくれますよね。
ルイ・ロデレール クリスタルの誕生秘話
「クリスタル」は、世界最古のプレスティージュ・キュヴェでもあります。
プレスティージュ・キュヴェとは、メゾンがその威信をかけて発表する最高級品のこと。
そして、そんな「とびっきり特別」なシャンパーニュを初めて造ったのが、ルイ・ロデレールだと言われているのです。
その誕生は、1876年にさかのぼります。
輸出をスタートしたルイ・ロデレールのシャンパーニュは、またたく間に各国の王侯貴族に愛されるシャンパーニュとなりました。
なかでも、最大の顧客はロシアで、年間の輸出量は70万本を超えていたと言われます。
そんなロシアで、ルイ・ロデレールのシャンパーニュを特に気に入り、愛好家として知られていたのが、当時のロシア皇帝アレクサンドル2世でした。
彼は、所有するシャンパンボトルの中で、特に気に入っているルイ・ロデレールのシャンパーニュがひと目で分かるように瓶底の厚いボトルを所望したそう。
当時の当主であったルイ・ロデレール2世は、アレクサンドル2世のために特注のシャンパーニュを造り、皇帝にふさわしくクリスタルで作られた特注のボトルに詰めました。
このようにして、1876年、アレクサンドル2世に届けられたシャンパーニュが世界最古のプレスティージュ・キュヴェ「クリスタル」の始まりです。
ルイ・ロデレール クリスタル5種
「クリスタル」には、実は5種類のラインナップがあります。
よく目にする黄金色に加えて、ロゼ・シャンパーニュである「クリスタル・ロゼ」はピンク色でいちだんと華やかな雰囲気。
また、クリスタルのなかでも熟成の過程が異なる「クリスタル・ヴィノテーク」は、20年もの熟成を経る時間の結晶とも言える作品です。
詳しく見ていきましょう。
LOUIS ROEDERER CRISTAL 2013
ルイ・ロデレール クリスタル 2013
これまで詳しくご紹介してきた、「ルイ・ロデレール クリスタル」は、グラン・クリュ(特級畑)のシャルドネ40%とピノ・ノワール60%をブレンドして造られています。
6年間の熟成を経て澱引きし、更に8ヶ月間安置され、出荷されます。
画像出典:※Instagram @louisroederer_ さんより
テイスティングノート
まばゆい輝きの黄金色。
きめ細やかく均一に、軽やかに立ち上る泡。
イエローフルーツ(ミラベル)、瑞々しく熟したフルーツ(ネクタリン)、柑橘類のピール(オレンジの砂糖漬け)、ほんのりローストしたナッツ類(ヘーゼルナッツ)が織り成す力強い複雑なブーケ。甘みとエレガンスを備え、白亜質のキレのある香りを思わせます。優しくコクのある口当たり。優しく立ち上る泡が、ふく郁とした密度の高い瑞々しさを感じさせます。石灰岩がもたらす爽快感が素早く口中を覆い、力強い濃厚さへと変化した甘みがすらりとしたエレガンスを演出します。繊細なテクスチャーのタンニンが、ワインらしい安定した広がりを表します。余韻に塩味を帯びた旨みが感じられます。引用元: ルイ・ロデレール公式サイトより
シャルドネ 40%
※2012ヴィンテージのブレンド
LOUIS ROEDERER CRISTAL ROSE 2013
ルイ・ロデレール クリスタル・ロゼ 2013
「ルイ・ロデレール クリスタル・ロゼ」はクリスタルの誕生から100年後に造られました。
グラン・クリュ(特級畑)のなかでも古樹といえるぶどうから収穫されるピノ・ノワールを厳選し、セニエ法で造られる美しいピンク色が華やかなシャンパーニュです。
画像出典:※Instagram @louisroederer_ さんより
テイスティングノート
軽やかで繊細な柔らかいピンク色。
煌びやかに輝く繊細な勢いのよい泡立ち。
摘みたての酸味を帯びた赤系果実(ワイルドベリー、キイチゴ)とレモンの花の繊細なブーケ。精度の高いピュアな香りが、新鮮なアーモンド、パン、スパイス(カカオビーンズ)のニュアンスを伴いながら繊細に混じり合います。ブーケ溢れる素晴らしいニュアンスは、空気のような軽やかさで溶け合います。ビロードのような滑らかさのうっとりするほど濃厚な口当たり。見事な香りにふさわしい味わいです。瑞々しく凝縮感のある赤系果実の風味が、甘みのある生き生きとした柑橘類の香りにより引き立てられ、キイチゴのリキュールのような風味を徐々に帯びます。ワインが奏でる調和と繊細さが、凝縮感とまろやかさをもたらすクリーミーな泡により強調されます。ミネラルのフレッシュさが、塩味を伴った心地の良い、ピュアに輝く石灰岩によって生み出される加速感を無限にもたらすようなワインのマチエールを引き出します。引用元: ルイ・ロデレール公式サイトより
シャルドネ 45%
LOUIS ROEDERER CRISTAL VINOTHÈQUE 2000
ルイ・ロデレール クリスタル・ヴィノテーク 2000
ルイ・ロデレール クリスタル・ヴィノテークは、20年以上の熟成を経て完成する「ルイ・ロデレール クリスタル」のなかでも特別な逸品です。
樹齢25年以上のぶどうの古樹か収穫したぶどうを、合計20年の熟成を経てシャンパーニュという作品にする。
「手仕事の芸術品」と称されるルイ・ロデレールのシャンパーニュ、その集大成です。
画像出典:※Instagram @louisroederer_ さんより
テイスティングノート
中心部に深みのある温かい黄金色の色調。
光り輝く非常にきめ細やかな連なりの泡立ち。
イエローフルーツ、ローストしたヘーゼルナッツ、ハチミツ、アーモンド、ヌガーが混ざり合うクリスピーな香り、さらに控えめで繊細なアロマが加わる。時間をかけて向き合って初めて、このクリスタルの全てのニュアンスを感じることができます。柔らかさが口中に優しく広がります。泡がワインに溶け込み、石灰質のとめどないフレッシュ感を引き立て、熟成感から生まれるコクが感じられます。塩味をともなったキレのあるフレッシュさがもたらす素晴らしい余韻は、繊細さ、軽やかさ、滑らかさを感じる、完璧な仕上がりです。引用元: ルイ・ロデレール公式サイトより
シャルドネ 42%
LOUIS ROEDERER CRISTAL ROSÉ VINOTHÈQUE 2000
ルイ・ロデレール クリスタル・ロゼ・ヴィノテーク2000
ルイ・ロデレール クリスタル・ロゼ・ヴィノテークは、完璧な環境が保たれたセラーで、静かに20年の時を刻んだロゼ・シャンパーニュ。
この特別なシャンパーニュは、凝縮された風味が心地よい作品だそう。
一度は味わってみたい最高峰のロゼ・シャンパーニュのひとつです。
画像出典:※Instagram @louisroederer_ さんより
テイスティングノート
ほんのり琥珀がかったオレンジピンクの色調。
繊細で均一な素晴らしい泡立ち。
キイチゴ、ヘーゼルナッツ、ストーンフルーツのリキュール、スイートココアパウダーの濃厚なブーケを放ちます。ピノ・ノワールの特徴が、クリアで煌びやかに、驚くほどフレッシュに表現されています。豊かでクリーミーであるだけでなく、凝縮感とフレッシュさを兼ね備え、酸味を帯びたキイチゴ、カシス、柑橘類(シチリアオレンジ)を思わせます。凝縮したリキュールを思わせる魅力的でビロードのように滑らかな質感に続き、クリスタル・ロゼ誕生の地特有の見事な白亜質土壌に由来する塩味のあるフレッシュさを感じます。ピュアで空気のように軽い贅沢な余韻が長く残ります。引用元: ルイ・ロデレール公式サイトより
シャルドネ 44%
LOUIS ROEDERER CRISTAL Jeroboam
ルイ・ロデレール クリスタル・ジェロボアム
「ルイ・ロデレール クリスタル・ジェロボアム2002」は、デザイナーのフィリップ・ディ・メオによってデザインされた特注ボトルで登場しました。
宝石加工の伝統技術で造られた宝石のような1本です。
画像出典:※Instagram @louisroederer_ さんより
新たなスタンダード・シャンパーニュ
ルイ・ロデレール コレクション 242
ルイ・ロデレールは、35年ぶりにスタンダード・キュヴェをリニューアルし、「ルイ・ロデレール コレクション 242」を新たにリリース。
アッサンブラージュ(=ブレンド)による品質向上と自由な発想が、新しいスタンダードを生み出しました。
ルイ・ロデレールのノン・ヴィンテージ・シャンパーニュ2種
ルイ・ロデレールのもっともベーシックなノン・ヴィンテージ・シャンパーニュ2種類。
この度新たに加わったコレクション 242と、もう一つは食事とのマリアージュを楽しみたい、少し甘口のカルト・ブランシュです。
LOUIS ROEDERER COLLECTION 242 NV
ルイ・ロデレール コレクション 242 NV
35年ぶりに刷新されたスタンダード・キュヴェ、「コレクション 242」。
242は、メゾンの創業以来、242回目のアッサンブラージュ(=ブレンド)を意味します。
ステンレスタンクと大樽を使用した2種類の特別なリザーヴワインを使用し、「コレクション」の名にふさわしい革新的な味わいを生み出しました。
画像出典:※Instagram @sanzashi11 さんより
テイスティングノート
当セラーで3年~4年の熟成期間を経た「コレクション」は、すぐにでもふくよかさとニュアンスを楽しめるシャンパーニュですが、数年の熟成期間を経た後、各アッサンブラージュに独自の新たな特性と複雑味を堪能いただけます。この美食家も魅了するシャンパーニュは、マルチ・ヴィンテージのグラン・ヴァンであり、メゾンのスタイルに忠実です。「コレクション」は、白系フルーツ、柑橘類のピール、アカシアの花の香りを放ち、グラスを回すと、シャルドネの特徴的な焼いたヘーゼルナッツがほのかに香ります。非常にストレートな骨格で、非常に心地良い塩味を帯びた余韻を残します。フレッシュさ、精度の高さ、フィネスを映し出す「コレクション」は、テイスティングの間、複雑味のある精度の高い風味の、他に類を見ない親しみやすいシャンパーニュです。引用元: ルイ・ロデレール公式サイトより
シャルドネ 42%
ピノ・ムニエ 22%
LOUIS ROEDERER CARTE BLANCHE NV
ルイ・ロデレール カルト・ブランシュ NV
ルイ・ロデレール カルト・ブランシュは、少し甘口のシャンパーニュ。
ルイ・ロデレール ブリュット・プルミエのドサージュが1Lにつき10-11gであるのに対して、カルト・ブランシュは1Lにつき45g。
濃厚でクリーミーな味わいで、グルメと共に楽しみたい作品です。
3年間の熟成を経て澱引きし、さらに6ヶ月間の熟成を経て出荷されます。
画像出典:※Instagram @sanzashi11 さんより
遺産の継承
カルト・ブランシュは、ブリュット・プルミエよりドサージュの量が多い、偉大な伝統を受け継いだドゥミ・セックシャンパンとなっています。クリーミーで上品かつ持続性のある酸味が繊細で新鮮さを与えます。完熟した果実にキャラメルがアクセントとなり、はちみつやアーモンドパウダーの風味が加わります。引用元: ルイ・ロデレール公式サイトより
シャルドネ 40%
ピノ・ムニエ 20%
その年の個性を味わう
ルイ・ロデレールのヴィンテージ・シャンパーニュ
シャンパーニュには、複数年のぶどうから造られるノン・ヴィンテージ・シャンパーニュと、単一年のぶどうのみで造られるヴィンテージ・シャンパーニュがあります。
ノン・ヴィンテージ・シャンパーニュの強みは、調合によって安定した味わいを目指せること。
一方で、ヴィンテージ・シャンパーニュの魅力は、「その年その場所」の個性が如実に反映された味わいを楽しめることにあります。
シャンパーニュ地方は、気候が目まぐるしく変わり、ぶどうの出来が毎年大きく変化する地域です。
シャンパーニュの味わいはぶどうの出来に左右されるものなので、単一年のぶどうのみで造られるヴィンテージ・シャンパーニュは、ぶどうの出来の良かった年にのみ造られる希少なシャンパーニュなのです。
ルイ・ロデレールのヴィンテージはクリスタルだけじゃない
ルイ・ロデレール ヴィンテージ3種
代表作「クリスタル」もヴィンテージ・シャンパーニュのひとつ。
ルイ・ロデレールは、クリスタル以外にもヴィンテージ・シャンパーニュを造っています。
詳しく見ていきましょう。
LOUIS ROEDERER BRUT VINTAGE 2014
ルイ・ロデレール ブリュット・ヴィンテージ 2014
2012年のヴィンテージは、「シャンパーニュ&スパークリングワイン世界選手権2019」のワールドチャンピオンに選出されています。
平均して4年間の熟成を経て澱引きし、さらに6ヵ月間の熟成を経て出荷されます。
画像出典:※Instagram @louisroederer_ さんより
輝きを帯びてほんのり琥珀がかった黄色。
勢いよく均一な泡立ち。
やや酸味を帯びたイエローフルーツ(桃)と赤系果実(赤スグリ)の濃厚でふくよかな、甘味を感じるふく郁としたブーケ。スパイス香、カカオ豆、スモークの香りに、コクのある複雑な心地良いブーケが加わります。広 がりがあるフルーティーで濃厚な口当たり。凝縮感のある熟した赤系果実の風味がは蜜のような甘みへと変わり、センシュアルともいえる泡 が、ビロードのように滑らかな凝縮した甘さを感じさせます。引用元: ルイ・ロデレール公式サイトより
シャルドネ 29%
LOUIS ROEDERER BRUT VINTAGE ROSE 2014
ルイ・ロデレール ブリュット・ヴィンテージ・ロゼ 2014
ルイ・ロデレール ブリュット・ヴィンテージ・ロゼは、石灰質土壌のプルミエ・クリュ(1級畑)で栽培されたピノ・ノワールのみで造られるロゼ・シャンパーニュ。
ピンク色のラベルがブラウンのボディに映える、可愛らしい見た目も魅力的な作品です。
画像出典:※Instagram @louisroederer_ さんより
美しい金色がかったピンク色。
優しく均一な泡立ち。見事な連なり。
濃厚でフレッシュ、果実のニュアンスが溢れるブーケ。凝縮したレモンの砂糖漬けのアロマに、やや甘みを感じる酸味を帯びた新鮮な赤系果実(ワイルドベリー、ビルベリー)のアロマ。グラスを回すと、温かいシナモンやコショウといったスパイス香とともに複雑なアロマを放ちます。肉付きの良い口当たりのアタックで、フレッシュながらも成熟感のある、滑らかで奥行きの深いボディが感じられます。フルーティーな質感が、石灰質からくるミネラル感のフレッシュさが徐々に漂い、軽やかさと調和を感じます引用元: ルイ・ロデレール公式サイトより
シャルドネ 37%
LOUIS ROEDERER BLANC DE BLANCS 2014
ルイ・ロデレール ブラン・ド・ブラン 2014
「ルイ・ロデレール ブラン・ド・ブラン」は、石灰質土壌の畑で栽培されたシャルドネで造られるシャンパーニュ。
シャープでミネラルもある一方、ブラン・ド・ブラン(白ぶどうのみで造られたシャンパーニュ)には珍しく、重厚感のある味わい。
5年間の熟成期間を経て澱引きし、さらに6ヵ月間の熟成を重ねています。
画像出典:※Instagram @louisroederer_ さんより
緑色がかった煌びやかな黄金色。
ゆっくりとした優しく均一な泡立ち。
非常にピュアで繊細さと軽やかさを兼ね備えたブーケ。繊細な花(スイカズラ、ジャスミン)、ローストしたような熟した柑橘(レモン)の香りに続き、焼き立てのヴィエノワズリーの 温 かく甘い 香りに調 和 するヨードや海風のニュアンスが感じられます。フレッシュでエネルギッシュなアタックに濃厚で繊細な味わいが続き、爽快感が感じられ、柑橘類(オレンジ)、穀物(アーモンド、小麦)、マダガスカルのバニラに裏打ちされたヨード香が広がります。繊細に溶け込む泡に続いて、軽やかなキレのよい味わいを表現する石灰岩のフレッシュさを感じ、上品なタンニンと焙煎したスパイスが生み出す、フィニッシュへと向かう圧倒的な加速感に驚きを覚えます。引用元: ルイ・ロデレール公式サイトより
ルイ・ロデレールを味わってみよう!
ルイ・ロデレールという老舗メゾンの魅力をご堪能いただけましたでしょうか。
もし、もっとルイ・ロデレールについて知りたい、味わってみたいという方には、やはり「コレクション 242」がおすすめ。
ルイ・ロデレールの培ってきた伝統や技術、そして革新を恐れない世界No.1の老舗メゾンの哲学が詰まったシャンパーニュですので、ぜひ一度お試しください。
この記事が、ルイ・ロデレールを味わう機会を存分に楽しんでいただく一助となりましたなら、これほど嬉しいことはありません。
いちご大福
「マリアージュ」を研究するレストラン“レヴェランス”で生まれた、いちご大福の中にモエ・エ・シャンドンのジュレを忍ばせたレストランデザートです。
フレンチシェフの遊び心から生まれた、シャンパン好きなら楽しくてたまらなくなるような逸品です。Bon appétit !