夏になると、フルーツゼリーやシャーベット、冷やしぜんざいなど、火照った身体を冷やしてくれるスイーツがひときわ美味しく感じられますよね。
なかでも、日本で昔から愛されてきた和菓子には、じんわりと蒸し暑い日本の夏にこそふさわしい、控えめな甘さが嬉しいスッキリと爽やかな涼菓が豊富にあります。
ということで今回は、冷やして楽しむために作られた、夏を彩る和菓子をご紹介します。
【まるもち家】
水まる餅
画像出典:※Instagram @e_m_i_2489 さんより
ぷるっと輝き、水をそのまま固めたみたいなまんまるのその見た目。
一瞬で注目をさらうこちらの水まるもちは、楊枝で膜を破いて取り出す不思議なお餅で、お取り寄せでこのぷるぷるを愉しむことができます。
このインパクトある見た目から、水信玄餅という名前を連想する方も多いのではないでしょうか。
確かに金精軒の水信玄餅こそ、このまんまる透明ぷるぷるの元祖とも言うべき老舗の銘菓。
しかし、消費期限がなんと30分しかなく、山梨の山奥にあるお店まで食べに行かなければならないんです。
この水まるもちは水信玄餅とは全く別の食べ物ですが、不思議な魅力のまんまる透明ぷるぷるを手軽に体験できます。
この見た目、気になっていたという方は、ぜひ一度ご自身で実際に体験してみてくださいね。
引用元: まるもち家楽天市場店より
保存方法:要冷蔵
ラッピング:専用ギフト用セットを500円でご橋入いただけます。
【reverence】
シャンパンいちご大福
画像出典:※Instagram @champuku_ichigo さんより
古酒と料理のマリアージュを研究してきた広尾のミシュランの星獲得フレンチ・レヴェランス。
シャンパンいちご大福は、フレンチならではの発想とシェフのちょっとした遊び心から生まれました。
いちご大福の真ん中にたっぷりとモエ・エ・シャンドンのジュレが詰められた、和菓子を超えた上質なデザートです。
「あさイチ」や「ヒルナンデス」、『家庭画報』などでも紹介され、密かに話題を呼んでいるシャンパンいちご大福は、「お取り寄せのみ」の販売。
だんだんとマリアージュが進むため、製造日にはいちごのフレッシュさが、2日目にはバランスの良い味わいが、3日目には芳醇でまろやかな素材の渾然一体となったハーモニーが楽しめます。
こっそり楽しみたい、贅沢な時間にぴったりのデザートです。
待ちに待ったシャンパンいちご大福が届きました♪
広尾のレストラン「レヴェランス」のシェフが作られた宝石のような大福。いちご大福大好きな私、昨年から売り切れでやっと1ヶ月待ちで予約する事が出来、今日を楽しみにしてました。2枚目の写真を撮って我慢出来ず、すぐ食べてしまいましたー。いちごはあまおう、あんこは老舗和菓子屋 赤坂青野さん、いちごの中に入っているシャンパンジュレはモエシャンドン!!甘さ控え目なあんこにシャンパンの爽やかさといちごの酸味が口いっぱいに広がり…もう間違いない味でした。
引用元: シャンパンいちご大福楽天市場店より
保存方法:冷蔵庫に入れて保存
ラッピング:すべて個包装で、化粧箱に入れてお届け
【伊藤久右衛門】
宇治抹茶スイーツひんやりセット
画像出典:※Instagram @itohkyuemon さんより
京都と言えばお抹茶、お抹茶と言えば伊藤久右衛門。
それほどまでに抹茶スイーツの世界で名を馳せる伊藤久右衛門は、宇治の老舗お茶屋さんです。
今回ご紹介するのは、そんな名店が誇る夏の銘菓を詰め合わせにした「宇治抹茶スイーツひんやりセット」。
ラインナップは、抹茶あんみつ、抹茶生水ようかん、抹茶葛きり、抹茶ぷりん、抹茶わらび餅の5種類です。
日本の夏の冷たい和菓子を網羅したかのような、多様な抹茶スイーツの数々。
お抹茶を好まれる方にとってこれ以上ない夏の癒やしとなること間違いなし。
あんみつは消費期限3日、他のゼリー、プリンは60日とのことなので、あんみつは早く食べてね、とあらかじめ伝えて連絡しておきました。
届いてすぐに「食べたよ~。これ美味しいねぇ♪」との感想が。
あんみつの消費期限は短いけれど、他は2か月もつからゆっくり食べてもらえるし、期限のことを考えてもこちらの商品にしてよかったと思ってます。
引用元: 伊藤久右衛門楽天市場店より
保存方法:抹茶あんみつは要冷蔵。それ以外の商品は直射日光・高温多湿を避け保存。
ラッピング:化粧箱入り
備考:「わらび餅は常温に戻してからお召し上がりください。」とのことです。
また、配送に2日以上かかる地域へお届けの場合、商品の到着日が消費期限となりますので、ご注意ください。
【トノハタ(岩惣)】
紀州アイス梅
画像出典:※Instagram @tonohata_umeboshi さんより
トノハタは、梅干しの専門店。
ご紹介する紀州アイス梅は、そんな梅の専門家が、凍らせて食べるのにぴったりの漬け方を試行錯誤して仕上げた、アイス梅干しです。
最高級紀州南高梅をひと晩冷凍庫で冷やすと「シャリ、じゅわ。」な口当たりの唯一無二なアイス梅の完成。
夏バテしてしまって疲れた身体にも、お風呂で温まって冷たいものが欲しいときにもぴったり。
ラッピング:化粧箱入り
備考:ひと晩冷凍庫で凍らせるとアイス梅としてお愉しみいただけます。
【叶匠壽庵】
夏水羹
画像出典:※Instagram @kanou_shoujuan さんより
滋賀県大津市に本社を構える叶 匠壽庵は、1958年創業の老舗和菓子店。
そんな名店が手掛ける、目にも涼し気な透明感のある和菓子を4種類楽しめるのが、夏限定の「夏水羹」です。
「茜さす 紫野ゆき 標野ゆき 野守は見ずや 君が袖振る」という恋の歌にちなみ、許されないながら甘く切ない恋を表したという茜色のグラデーションが美しい「標野」、打ち水をした露地を表しているという「夏の玉露地」、そして名物の「水ようかん」。
どの作品も夏に冷やしていただきたい、つるりとした舌触りが爽やかな逸品です。
備考:公式サイトはこちら
【菓游 茜庵】
一涼献上 和三わらび
画像出典:※Instagram @akanean_japan さんより
徳島県に居を構え、四国の産物を深く愛して和菓子を手掛ける「菓游 茜庵」。
「一涼献上 和三わらび」は、本わらび粉と阿波和三盆糖を練り上げて作られる、みずみずしいわらび餅です。
豆の形をモチーフにしたというそのやわらかな印象を与える姿も魅力的なデザートは、特製の黒蜜と炒ったきなこが香り高い銘品。
個包装になっていてお日持ちもするため、ぜひゆったりと愉しまれてみてください。
引用元: じゃらんより
ラッピング:季節の掛け紙で包装。のし対応可
【船橋屋】
カップくず餅
画像出典:※Instagram @funabashiya_kameidoekimae さんより
文化二年(西暦1805年)創業のくず餅の名店、船橋屋。
214年間に渡って守り継いできたという無添加発酵製法が自慢です。
450日もの間熟成発酵させた小麦でん粉を使用して作られるくず餅は、消費期限がなんと2日。
長い時間をかけて作られる一瞬のかがやき、贅沢ですね。
いいお仕事、していらっしゃいます。
この美味、いつまでも、と願ってやみません。
ごちそうさま、いつも、うらぎらない食の歓びを、ありがとう♪~
引用元: 元祖くず餅船橋屋 楽天市場店より
保存方法:直射日光、高温を避け、室内の涼しい所で保存。「冷蔵庫にあまり長くお入れにならないで下さい。」とのことです。
ラッピング:のし、メッセージカード、手提げ袋対応可
【紫野和久傳】
れんこん菓子西湖・ささのか菓子希水
画像出典:※Instagram @nanshi さんより
紫野和久傳とは、京都の料亭である和久傳が、その料亭の味を「おもたせ」に仕立て販売するために手掛けているお店です。
そんな紫野和久傳の銘菓として最も有名なのが、和三盆の甘みともっちりした口当たりが魅力的なれんこん菓子「西湖」です。
笹に包まれて供されるので、爽やかな笹の香りも楽しみのひとつ。
一方、ささのか菓子「希水」は、ひかえめな林檎の香りが上品な料亭の生菓子で、透明感のある見た目も夏らしい逸品です。
同じく笹に包まれており、どちらも冷やしていただくのがおすすめ。
保存方法:要冷蔵
ラッピング:紙箱入
備考:のし、短冊対応可、手提げ袋のご用意あり
【老松】
夏柑糖
画像出典:※Instagram @nanshi さんより
京都の老舗・老松が手掛ける「夏柑糖」は、日本固有の原種である「夏みかん」で作られています。
夏みかんの中身をくり抜いて、苦味のある白いところを取り除いて絞った果汁を寒天と併せ、夏みかんの皮の中に注ぎ戻して固めているのだそう。
和歌山や萩の契約農家さんに栽培を委託しているという夏みかんがなくなり次第、その年の販売が終了するため、販売は初夏まで。
場合によっては早い時期に売り切れになってしまう場合もあるそうなので、興味のある方は早めにチェックしてみてくださいね。
ここの夏柑糖は絶品です。少し高い気もします非常に美味しいです。甘さと苦さが口のなかでうまくひろがり夏バテ時には非常に食欲をそそります。売り切れになることもあるので早めに食べてみて下さい。
引用元: トリップアドバイザーより
保存方法:要冷蔵
ラッピング:進物用包装でお届け
備考:用途の選択によって手提げ袋がつくものとつかないものがありますので、ご注意ください。
日本の夏だからこそ、和の涼菓を
夏、暑さが増すに連れて、段々と食欲が減退してくる。
そんな方もいらっしゃることと思います。
日本で昔から愛されてきた和菓子は、そんな疲れた身体に染み渡るような優しいお菓子でもあります。
目にも涼しい涼菓は、気持ちまで晴れやかになるくつろぎのご褒美。
ご自分にも、大切な方にもぴったりな夏の贈り物となるはずです。
みなさんが素敵な和のデザートと出会うお手伝いができていましたら、これほど嬉しいことはありません。