「ボジョレーヌーヴォー」
ワインをふだん飲まない方でも、なんとなく「秋に飲むワインかな」くらいのイメージは浮かぶかもしれません。
簡単に説明すると、ボジョレーヌーヴォーとは、その年に収穫されたブドウから造られるワインの新酒
世界的に見ても日本でのボジョレー市場は大きく、多くのワイン会社は毎年宣伝にはかなり力を入れています。
店頭の広告やのぼりなどにひかれて、レストランで飲んでみたり、スーパーで購入される方も多いのではないでしょうか。

すっかり秋の風物詩のようになったボジョレーヌーヴォーですが、「そもそもボジョレーヌーヴォーってなに?」と思われる方や、「よく知らないけど、なんとなく飲んでる」といった方も多いはず。
せっかくなら正しく知って、美味しく味わいたいものですよね。

そこで、この記事ではボジョレーヌーヴォーの基本から一歩進んだ知識飲んで納得のおすすめ商品までご紹介しますので、さっそく見ていきましょう。

ボジョレーヌーヴォーとは?

ボジョレーヌーヴォーは、フランス語でBeaujolais Nouveauと綴ります。
それぞれ意味するところは、

Beaujolais:「ボジョレー」という地区名
Nouveau:「新しい」

フランスでは、基本的に地域や地区名がそのままワイン名に用いられますので、文字通りボジョレー地区の新酒を表しています。

ボジョレー地区の特徴は?

ボジョレー地区は、ワインの銘醸地として有名なブルゴーニュ地方の南端に位置しています。
なだらかな丘陵地帯で、その名はBeaujeu(ボージュ)「美しい高台」を意味する単語に由来。
ワイン造りに適した土壌に恵まれ、標高は高いですが比較的温暖な気候が特徴です。

このボジョレー地区は、詳しく見ていくとワインの法律で下記の4つのランクに分類されます。
下にいくにつれて生産地域が限定されより品質の高いワインが生産されるという体系です。
ボジョレー (ボジョレー全体)
ボジョレー・シュペリュール (特定の地域)
ボジョレー・ヴィラージュ (特定の村)
クリュ・デュ・ボジョレー (特定の畑)

とりわけ、最上級とされるクリュ・デュ・ボジョレーでは優れた品質のワインが造られ、早飲みに適しているといわれるボジョレーの中でも、熟成のポテンシャルを秘めたものが多くあります。
クリュ・デュ・ボジョレーを名乗ることができるのは、下記の10個の畑のみ。

サンタ・ムールジュリエナスシェナスムーラン・ア・ヴァンフルーリーシルーブルモルゴンレニエブルイィコート・ド・ブルイィ

ひとつのエリアにかたまっていますが、それぞれに特徴があり、エレガントなものから骨格がしっかりとした熟成に向くものまで個性豊かな畑が集まっています。

ピノ・ノワールが主要品種とされるブルゴーニュ地方ですが、この地区で生産されているのは、土壌との相性の良いガメイという品種。
甘酸っぱいいちごやラズベリーといった果実の香りが豊かで、フレッシュでフルーティー、アルコール度数がやや低めの軽やかな味わいをもたらします。

新酒の決まりごと

フランスでは、「原産地呼称制度」と言って、特定の地域や、そこで生産されるものの品質を保証する制度があります。
ワインを例にすると、保証する一方で、その地域の特性を守るために、地区ごとのランクや呼び名、生産されるブドウ品種などを細かく規定
ボジョレーヌーヴォーも例外ではなく、下記のような決まりのもとで生産されています。

●ボジョレーヌーヴォーは赤とロゼのみ(ボジョレー地区全体では、赤、白、ロゼの3種類造られています)

●ジョレー地区で生産されたガメイ100パーセントで造る

●ボジョレーとボジョレー・ヴィラージュの2つで生産され、それぞれ「ボジョレーヌーヴォー」「ボジョレー・ヴィラージュヌーヴォー」と名乗る

●の売り出し日=解禁日が決められている

よく聞く解禁日って?

もともと、ボジョレーヌーヴォーが造られた背景には「ブドウの収穫を祝う」という意味があり、次第に、そのフレッシュな味わいが評判を集め、ほかの地域でも飲まれるようになりました。
しかし、その人気ゆえ、抜け駆けして中途半端な新酒を早く売り出す者が現れ、ついには粗悪品が出回る始末に。

そこで、フランス政府は1960年代、低品質なボジョレーヌーヴォーを取り締まるため、ある法律を作りました。
それが、「解禁日」です。
売り出し日を決めることで、ブドウの収穫時期を安定させ、ブドウ、そしてできあがるワインの質を保とうという狙いです。
この取り組みが功を奏し、品質は回復。
良質なボジョレーヌーヴォーが流通するようになりました。

本来は11月11日が解禁日でしたが、土日や祝日にかぶることがあったため、現在では11月の第3木曜日に改定。
ちなみに、時差の関係で日本は、世界に先駆けて一番乗りでボジョレーヌーヴォーを楽しむことができます。

ボジョレーヌーヴォーの独特な造り方

「ストロベリーキャンディを想わせるような甘いアロマ」
「フレッシュフルーツをほおばっているようなピュアな果実味と渋みの少ない軽やかな味わい」

ボジョレーヌーヴォーの特徴として、上記のような香りや味わいが挙げられますが、これらはマセラシオン・カルボニックと呼ばれる特殊な醸造法に由来します。
通常、発酵前にぶどうを潰しますが、この造り方では収穫したブドウを、房のままタンクに入れて密閉。
この「潰さないこと」がポイントで、自重で潰れたブドウがアルコール発酵を始めますが、余分な力を加えていない分、種子などからのタンニン=渋み成分の抽出が抑えられます。
また、発酵の際に発生する炭酸ガスがタンク内の圧力を上げるので、タンニンがあまり溶け出さないうちに、香りと共に素早く色素を抽出することが可能に。
こうして短期間のうちに、軽やかで色鮮やか、そしてフレッシュな味わいのボジョレーヌーヴォーが生まれます。

新酒を楽しむ

フレッシュでフルーティー、軽やかなボジョレーヌーヴォーの魅力を最大限に楽しむには、温度がポイントです。
温度が高いと、酸味も果実味もだれてしまい、本来の魅力が色褪せて残念な印象が残ってしまう結果に。
赤ワインとしてはやや低いと思われるかもしれませんが、12~13℃でボジョレーヌーヴォー本来の魅力を楽しむことができます。
量販店やスーパーでは、店頭にそのまま陳列されていることも多いかと思いますので、冷蔵庫で1~2時間程度冷やすとよいでしょう。
味わいがぜんぜん違ってきますので、ぜひお試しください。

また、新酒ということで、通常のワインのように長期保存を前提としては造られていません。
ボジョレーヌーヴォー本来の魅力が薄れていってしましますので、栓を開けていなくてもできるだけ早めにお飲みになることをお勧めいたします

・・・

ここまで、ボジョレーヌーヴォーの基本から、その魅力や楽しみ方までをお伝えしてきましたが、実は、敢えてボジョレーヌーヴォーを敬遠されるワイン好きの方もいらっしゃいます。
その理由としては、彼らが飲みなれているが故に、コストパフォーマンスや、その軽やかな飲み口が逆に悪目立ちしてしまっているからだと感じます。
ですが、これからご紹介するアイテムは、そういった方たちにも十分に納得できて楽しめるものだと思いますので、もう少しお付き合いいただければと思います。

ワイン好きも納得!
おすすめ優良ボジョレー12選

ここでは、おすすめのボジョレーヌーヴォーに加え、優れた造り手による新酒ではないボジョレーや、最上のクリュ・ボジョレーをご紹介いたします。
同じブドウ品種から造られていても、生産者のスタイルによって味わいは当然異なってきますので、飲み比べてみたり、お好みのタイプを見つけることでさらに楽しみが広がりますよ。

厳選ボジョレーヌーヴォー

ボジョレーヌーヴォーの中でも、特にコストパフォーマンスの面で優れているアイテムを集めました。
どのワインもご自宅で楽しむだけでなく、手土産やギフトととしても申し分ないクオリティですので、ぜひお試しいただければと思います。

パリ最高峰レストランのセレクト
Taillesvent Beaujolais Villages Nouveau Vieilles Vignes
タイユヴァン ボジョレー・ヴィラージュヌーヴォー ヴィエイユ・ヴィーニュ

¥3,564 (税込)/750ml 

生産地:フランス / ブルゴーニュ / ボジョレー
品種:ガメイ

タイユヴァンは、30年以上にも渡り3つ星を守り続けてきた、名実ともにフランス最高峰のレストランのひとつ。
そのタイユヴァンがセレクトした渾身のボジョレーヌーヴォーで、樹齢の高いの古樹(ヴィエイユ・ヴィーニュ)のブドウから造られ、新酒のフレッシュさを残しつつも、しっかりとした骨格を感じさせます。

購入者のコメント
ボジョレーにしてこの美味しさ
これまでボジョレーは季節ものとしていただいていました。でもこのワインはフレッシュにして深い味わい。初めてボジョレーで美味しいと感動しました。ついリピートしてしまいました。
引用元: エノテカオンラインショップより
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平均樹齢40年の古樹
Taillesvent Beaujolais Villages Nouveau Premium Reserve
タイユヴァン ボジョレー・ヴィラージュヌーヴォー プレミアム・レゼルヴ

¥4,950 (税込)/750ml 

生産地:フランス / ブルゴーニュ / ボジョレー
品種:ガメイ

造り手であるドメーヌ・デ・ニュグは、1976年創業の歴史あるドメーヌです。
このプレミアム・レゼルヴは、平均樹齢約40年の古樹から収穫されるブドウを使用。
ボジョレーの北、ムーラン・ナ・ヴァン、フルーリー、モルゴンというクリュに囲まれた、素晴らしい立地を親子代々引き継いでいます。
伝統を守り、ブドウはすべて手摘みで収穫。
房のまま醸造し、ブドウの持つピュアな果実味を存分に引き出すスタイルです。
ガメイ種の新たな魅力を発見できる、ワンランク上のボジョレー。

購入者のコメント
正に未知数、これがガメイの実力?
グラスに注いだ時の色の濃さにまず、目を見張る。
まだ落ち着いていないがしっかり新樽を感じ、
清冽なミント様の香りに期待は高まる。
ワインの粘度は高く、黒い果実の甘やかさと上品な
酸がじんわりと口中に広がりアフターもゆったりと長い。
引用元: エノテカオンラインショップより
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希少なヌーヴォーロゼ
Taillesvent Beaujolais Nouveau Rose
タイユヴァン ボジョレーヌーヴォー ロゼ

¥3,564 (税込)/750ml 

生産地:フランス / ブルゴーニュ / ボジョレー
品種:ガメイ

こちらのボジョレーヌーヴォー・ロゼは、ボジョレー地区でも極少量しか造られていない稀少なアイテム。
サーモンピンクの色調が美しく、イチゴやラズベリーのアロマが優しく香り、華やかでエレガントな味わいをお愉しみいただける1本です。

購入者のコメント
妄想を抱かせるロゼ
ボージョレ3本セットのおおとりにとっておいた一本。
くりがに、サーモンマリネ、スモークチキンとペアリング。
想像を越えるエレガントなアロマが直ぐに感じられ食卓が華やぎます。
タイユヴァンで飲んだなら・・。素敵な妄想を抱かせる絶妙なロゼでした。
引用元: エノテカオンラインショップより
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ブルゴーニュの一大生産者
Domaine Roux Pere et Fils Beaujolais Nouveau
ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィス ボジョレーヌーヴォー

¥2,772 (税込)/750ml 

生産地:フランス / ブルゴーニュ / ボジョレー
品種:ガメイ

こちらは5世代に渡り家族経営を貫く、ブルゴーニュきっての一大生産者、ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィスが手掛けるボジョレー・ヌーヴォーです。
その高い品質から数々の賞を受賞し、有名ホテルやレストラン、各国の航空会社のファーストクラスやビジネスクラスへの採用実績も誇ります。
土壌と自然に敬意を払ったワイン造りを実践し、果実のピュアさが前面に出たワインが特徴です。

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オーガニック認定ヌーヴォー
Henry Fessy Beaujolais Nouveau Organic
アンリ・フェッシ ボジョレーヌーヴォー オーガニック

¥3,168 (税込)/750ml 

生産地:フランス / ブルゴーニュ / ボジョレー
品種:ガメイ

クリュ・デュ・ボジョレーの名手が造る、フランス政府によるオーガニック認定受けたヌーヴォー。
アンリ・フェッシは、創業以来120年に渡り手摘み収穫と伝統的な醸造にこだわり、彼のワインはパリのホテルやレストランで人気を博しています。
農薬や化学肥料等を極力排除したワインは、心地よい果実味と溶け込んだ穏やかな渋みが魅力。

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ヌーヴォーだけではないボジョレーの魅力
ボジョレーからクリュ・デュ・ボジョレーまで

ここからは、優良生産者にフォーカスしたアイテムをご紹介してまいります。
ブルゴーニュの名門と言われるメゾン・ルロワや、マルセル・ラピエールをはじめとした自然派ボジョレーの名手たち。
彼らの造るボジョレーの品質は、並みのブルゴーニュを凌ぐとも言われています。

名門ルロワのボジョレー
Maison Leroy Beaujolais 2018
メゾン・ルロワ ボジョレー 2018

¥3,300 (税込)/750ml 

生産地:フランス / ブルゴーニュ / ボジョレー
品種:ガメイ

ブルゴーニュ随一のテイスティング能力をもつと言われるマダム・ルロワ。
メゾン・ルロワは、彼女の厳しいセレクションにより買い付けた良質のワインを販売するワイン商です。
そのワインは、世界中のワインコレクター垂涎の的とも言われ、品質の高さは折り紙つきです。
このボジョレーは、そのルロワのテイストを気軽に楽しめるコストパフォーマンス抜群の1本。

購入者のコメント
こんなボジョレー始めて!
始めてルロワのボジョレーを飲みましたが今までのボジョレーの概念が覆りました!
こんなに濃くて旨味の詰まったボジョレーは始めてです!さすがルロワですね!
もう一本あるのでこちらはもう少し熟成させてから飲もうと思います。
このクオリティで3,000円はコスパ良すぎです!
引用元: エノテカオンラインショップより
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ルロワの手掛けるクリュ・デュ・ボジョレー
Maison Leroy Chenas 2016
メゾン・ルロワ シェナス 2016

¥5,500 (税込)/750ml 

生産地:フランス / ブルゴーニュ / ボジョレー
品種:ガメイ

同じくメゾン・ルロワの手掛けるクリュ・ボジョレー。
シェナスは、クリュ・デュ・ボジョレーの中でも面積、生産量ともに最小となります。
ここから生み出されるワインは、フローラルな香りに、骨格のあるしっかりとした味わいが特徴。
更なる熟成も期待できる1本です。

購入者のコメント
珠玉のルロワ
珠玉のルロワ、お高いものは年数本しか買えませんが、この値段で買えるルロワ
は嬉しい限り。飲んだ人がびっくりしていつもワインパーティーの主役になっています。
引用元: エノテカオンラインショップより
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自然派ボジョレーの代表格
Marcel Lapierre Morgon 2019
マルセル・ラピエール モルゴン 2019

¥3,960 (税込)/750ml 

生産地:フランス / ブルゴーニュ / ボジョレー
品種:ガメイ

フランス自然派ワインの父と呼ばれ、その礎を築いた人物と言われるマルセル・ラピエール。
ボジョレーに限らず、フランス各地で彼の影響を受けた自然派ワイン生産者が活躍しています。
このモルゴンは、マルセル・ラピエールを代表する1本で、味わいは繊細かつ濃密でピュア。
しかも熟成する事でより一層魅力が増し、ボジョレーの世界観を新たにするワインです。

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ブルゴーニュの名手が表現するボジョレー
Phillipe Pacalet  Moulin a Vent 2017
フィリップ・パカレ ムーラン・ア・ヴァン 2017

¥5,060 (税込)/750ml 

生産地:フランス / ブルゴーニュ / ボジョレー
品種:ガメイ

フィリップ・パカレは、上記のマルセル ラピエールの甥であり、ブルゴーニュでもっとも有名なドメーヌの一つとされるプリューレ・ロックの醸造長を務めた人物。
極力人間の手を排した栽培、醸造を行いますが、そのアプローチは科学的な背景に裏打ちされており、高品質なワイン造りを支えています。
使用するのは、樹齢55年ほどのガメイ。
色調は明るく、スミレやバラといった花を思わせるフローラルな香り、凝縮感のある果実味が特徴的なワインです。

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モルゴンの中でも最高の区画
Jean Foillard  Morgon Cote du Py 2018
ジャン・フォワヤール モルゴン・コート・ド・ピイ 2018

¥5,170 (税込)/750ml 

生産地:フランス / ブルゴーニュ / ボジョレー
品種:ガメイ

ジャン・フォワイヤールも自然派を代表する造り手。
父親の病気により、息子のジャンが急遽ドメーヌを引き継ぐことに。
上記のマルセル・ラピエールとは幼馴染で、アドバイスをもらいながら、醸造を身につけていきました。
早飲みが一般的なボジョレーにおいて、このドメーヌは、2年以上の熟成を経てからリリースする稀有な存在です。
モルゴンの中でも最高の区画とされるコート・ド・ピイから生み出されるワインは、ガメイながら骨格のしっかりとしたボリュームを感じられる1本です。

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ボジョレーのカリスマ
Yvon Metras  Fleurie Vieilles Vignes 2016
イヴォン・メトラ フルーリー ヴィエイユ・ヴィーニュ 2016

¥8,800 (税込)/750ml 

生産地:フランス / ブルゴーニュ / ボジョレー
品種:ガメイ

ボジョレーのカリスマと言われ、異彩を放つイヴォン・メトラ。
マルセル・ラピエールの影響を受けて自然派ワインに開眼し、素晴らしい自然派ボジョレーを生み出しました。
現在、パリのレストランやショップにおいて、非常に高い評価を獲得しています。
高樹齢のガメイから造られるこのクリュ・デュ・ボジョレーは、ピュアで透明感に溢れた澄んだ味わいで、たっぷりとした赤い果実味を感じられる1本。

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白ワイン最高峰のドメーヌが手掛けるボジョレー
Domaine Blain Soeur & Frere Cote de Brouilly
コート・ド・ブルイィ ドメーヌ・ブラン・スール・エ・フレール

¥3,520 (税込)/750ml 

生産地:フランス / ブルゴーニュ / ボジョレー
品種:ガメイ

ブラン・ガニャールという、ブルゴーニュの白ワイン最高峰の造り手が手掛けるボジョレー。
当主の息子たちが、ブドウの栽培から醸造までを一貫して行います。
畑での仕事はすべて手作業で、選定から収穫まで一切機械を使用しないという徹底ぶり。
こちらも、自社である程度熟成させたのちリリースする、こだわりの詰まったワインです。

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熟成のポテンシャル
~クリュ・デュ・ボジョレー~

ここからは、やや上級者向けになります。
上記でクリュ・デュ・ボジョレーは熟成に耐えられるとご説明しましたが、なんと20~30年前のものも飲むことができるのです。
基本は早飲み向きのボジョレーが、これほどの熟成を経ることができるとは驚きますね。
特に熟成に適しているといわれるのは、ジュリエナスムーラン・ア・ヴァンモルゴンコート・ド・ブルイィの4つの畑です。

長期熟成を経たワインのことを、ヴィンテージワインや、古酒(ワイン)と呼び、ワイン上級者の中には、こうした古いものばかりを追い求めるマニアックな方もいらっしゃいます。
長い時間をかけて変化していった香りと味わいが、彼らの心をとらえて離しませんが、ボジョレーの古酒はどのように変わるのか、興味が湧きますよね。

古いボジョレーは、特徴的ないちごのような香りは失われることなく感じられますが、熟成と共に溌溂とした香りや弾けるような果実味は徐々に影を潜めていきます。
鮮やかだった赤色は徐々に淡くなり、ドライフルーツなどの乾いたニュアンスを帯びた、非常に繊細な味わいへと変化。

実際に試してみたいと思っても、こういった古酒の扱いは、ワインを飲みなれている方にも難しいもの。
温度の管理や、サービス方法は、やはりプロの手に委ねるのが一番です。
そこで、古酒に特化したフレンチレストラン、レヴェランスをご紹介いたします。

広尾駅から歩くこと10分ほど。
住宅街の一角にひっそりと佇むこのレストランは、ワイン愛好家の中でも、とりわけ古酒に憑りつかれた方たちの間で絶大な信頼を集めます。
ブルゴーニュとシャンパーニュの膨大な古酒のストックもさることながら、特に料理と古酒のペアリングにも注力しており、他店では経験できない食体験を味わえます。
ご紹介したボジョレーや、ブルゴーニュの古酒をお料理と共に楽しめば、間違いなく唯一無二の体験となるでしょう。

reverance(レヴェランス)

 レストラン詳細情報
ドレスコード・ルール ドレスコード・ルール
エレガントカジュアルを推奨
男性の半ズボンやサンダルなど、極度にカジュアルな服装NG
コースメニューの参考価格 コースメニューの参考価格
ディナー ¥25000~
営業時間 営業時間
ディナー 18:00-25:00(24:00 L.O.)
定休日 定休日
日・月を中心に月6-8日
お知らせ お知らせ
レストランの最新情報は、こちら
備考 備考
『あさイチ』や『ヒルナンデス!』でも紹介され、メディア関係者やグルメ好きの間で話題の『シャンパンいちご大福』というお取り寄せデザートがあります。
実はこのデザート、王道のいちご×シャンパンのマリアージュを研究していたレヴェランスの厨房で、シェフのちょっとした遊び心から生まれたんです。
華やかなモエ・エ・シャンドン×いちご大福の発想が、マリアージュを追求するレヴェランスならでは。
電話番号 電話番号

いかがでしたでしょうか?
ボジョレーヌーヴォーを詳しく見ていき、おすすめの商品や上級者向けの楽しみ方までご紹介いたしました。
好みのタイプを見つけたり、いろいろな生産者を持ち寄って、みんなで飲み比べをするもの勉強になります。
今年の解禁日は、11月18日
今まであまり馴染みのなかった方だけでなく、普段からワインを楽しまれている方も、ぜひご自身の好みのタイプや生産者を見つけていただいて、解禁日を楽しんでいただければと思います。