「貴腐ワインってなに?」
「聞いたことあるけど試したことない」
「普通のワインとどう違うの?」

極甘口、芳醇でドライフルーツを想わせる香りが魅力の貴腐ワイン
世界最高峰の甘口ワインと言われていますが、ご存じない方やあまり馴染みのない方のほうが多いのではないでしょうか。

実は、食べ物とのペアリングも幅広く、ご家庭でも気軽に楽しむことができるのが、この貴腐ワイン。
普段の生活の中に貴腐ワインを取り入れれば、お食事やスイーツとの楽しみの幅がとても広がり、より充実した日常になると思いますよ。
そこでこの記事では、貴腐ワインの奥深い魅力楽しみ方おすすめの商品までご紹介いたします。

貴腐ワインとは?

貴腐ワインとは、「貴腐菌」の作用によって極めて糖度の高くなった「貴腐ブドウ」から作られる甘口ワインのことを指します。
この貴腐菌とはボトリシス・シネレア菌というカビの一種で、ブドウの果皮に付着し果実内の水分を蒸発させます。
※カビと聞いてびっくりされるかもしれませんが、チーズなどのカビと一緒で、よい影響をもたらすものなのでご安心ください。
結果、収穫までに果実内の糖分やエキス分が濃縮され干しブドウのような状態になり、極甘口ワインを生み出す貴腐ブドウになります。
その甘さは梅酒などのリキュール類と同等かそれ以上に感じられ、ブドウだけの糖分でできていると考えると驚きですね。

貴腐ブドウの写真

貴腐ワインができるには

この貴腐菌が付けばすぐに貴腐ブドウになるかというと、そう簡単にはいきません。

もともとこのボトリシス・シネレア菌は、ブドウ樹にとっては腐敗を引き起こす厄介な菌。
ですが、ある一定の気象条件下でのみブドウを貴腐化、つまり干しブドウのように凝縮した状態にすることができます。

その条件とは、
「早朝に霧が発生し、菌にとって理想的や温度・湿度環境が整う」
「日中は晴れて適度にブドウが乾燥する」
「このような状況が一か月以上続く」

このようにとても特殊な気象条件が揃って初めて、貴腐ブドウの収穫が可能となります。

また、収穫の際にはブドウのひと房ひと粒の状態を見ることが必要。
このように、通常のワインよりも何倍も手間暇をかけて造られています
加えて、干しブドウのような状態なので、得られる果汁はごくわずか。
したがって生産量は低くなり、希少性、価格は高くなります。

朝霧の写真

世界三大貴腐ワイン

この章では、世界三大貴腐ワインをご紹介します。
「三大~」というと3つの特定の有名ワインを指しているように聞こえますが、実は3つの、有名な産地名や甘口ワインの等級をまとめて三大貴腐ワインと呼んでいます。
それでは一つずつ見ていきましょう。

貴腐ワインの代表的な銘醸地
ソーテルヌ

「貴腐ワイン=ソーテルヌ」と言われるくらい有名なソーテルヌ。
とは言っても、「そもそもソーテルヌってなに?」と疑問に思われる方がほとんどだと思いますので、さっそく説明してまいります。

貴腐ワインの中で最も有名とされるシャトー・ディケム。
その産地でもあるフランス、ボルドー地方の銘醸地がソーテルヌ地区
この地区で生産される貴腐ワインをまとめて「ソーテルヌ」と呼びます。

ソーテルヌ地区が位置するのは、ボルドー南東、ガロンヌ川とシロン川の合流するあたり。
この2つの川の水温が異なることにより、朝に霧が発生し、貴腐菌にとって理想的な環境となっています。
この地域で造られる貴腐ワインに使用される主要品種は、セミヨンソービニヨン・ブラン
この2種の果皮はとても薄く、貴腐菌が付着しやすい特性があり、この地区が貴腐ワインの銘醸地となったのもうなずけます。

ドイツの甘美な宝石
トロッケンベーレンアウスレーゼ

トロッケンベーレンアウスレーゼ。
長くて発音のしづらい、響きからも難しそうな単語に思えますが、これはドイツが誇る偉大な貴腐ワインの呼び名の一つです。
ここでは、その内容について簡単に説明していきます。

この名称は、ドイツのワイン法で定められたプレディカーツヴァインという格付け内の等級の一つ。
収穫時、糖度によって6段階に分類されたブドウのうち、糖度が最上位のものを使用して造られたワインにのみ許された名称です。

モーゼル地方のライン川流域が主要産地で、主にリースリングという品種から造られます。
ドイツのとても冷涼な気候のおかげで、リースリングは成熟とともに豊富な酸を持つのが特徴。
この酸と非常に高い糖度のおかげでボトル内での酸化がゆっくりとなるので、トロッケンベーレンアウスレーゼは長期熟成のポテンシャルを秘めます。

貴腐ワインの発祥
トカイ・アスー

最後にご紹介する貴腐ワインは、ハンガリーのトカイ・ワイン。
ハンガリーのワインというと、あまり馴染みがないかもしれませんが、実は、貴腐ワイン発祥の地はハンガリーのトカイ地方と言われています。
長い歴史があり興味深いワインでもありますので、気軽に読み進めていただければと思います。

非常に古い歴史を持ち、フランスのルイ14世がこのトカイの貴腐ワインを、「王のワインにしてワインの王」と賞賛した逸話も。
フルミントと呼ばれるブドウを主要品種とし、こちらも果皮がとても薄い特徴があります。
2013年に廃止されましたが、甘さの度合いで分類するためにプットニョシュと呼ばれる残糖量を示す単位を用いられていました。
トカイ・アスー5プットニョシュといった形で表記され、3~6の数値の大小で甘さの度合いを表しました。
現在の呼び方は「トカイ・アスー」のみで、およそ5~6プットニョシュに当たります。
トカイ・アスーよりも圧倒的に甘く、最高峰とされるのはトカイ・エッセンシア
通常のワインは、プレスして絞られた果汁から造られますが、トカイ・エッセンシアは、圧し潰したりせず、ブドウの自重で流れ出た果汁のみを用いて造られ、1リットル当たりの残糖が450グラムを超えます。
気候により生産されない年もあり、なんと1ヘクタールのブドウ畑から、500mlのボトル2本分しか生産することができない希少品です。

貴腐ワインを楽しむ

アペリティフの写真

ここでは貴腐ワインの楽しみ方をご紹介します。
意外に思われるかもしれませんが、極甘口の貴腐ワインを楽しむシーンは食前~食後と実に多彩。

トロッケンベーレンアウスレーゼとトカイ・アスーはアルコール度数が8~10%と比較的低めで酸味もよく感じられるので、食前によく冷して少量を楽しむと、胃腸も刺激され食事への準備が整います。
また、グラスや温度、食べ物とのペアリングは貴腐ワインを楽しむ上での大事なポイントになります。
これらを注意すれば、貴腐ワインの魅力がぐっと輝きますのでさっそく見ていきましょう。

グラス

ワイングラスの写真

貴腐ワインならではの豊潤な香りを楽しむために、甘口ワイン専用のワイングラスがあれば理想的ですが、やや小ぶりの白ワイン用グラスでも十分に代用できます。
貴腐ワインに限らず、甘口ワインはごく少量ずつ味わうのがコツですので、1000円前後の種類を選ばない万能型のワイングラスでも問題ありません。

もしお持ちでない場合は思い切って購入されてはいかがでしょうか?
気分も雰囲気もぐッとよくなりますよ。

温度

貴腐ワインは糖度がかなり高いので、十分に冷えていないと甘さがだれて、本来の甘さを楽しめません。
豊かな酸味も引き締まりよりフレッシュ感が出ますので、やや低めの4~8℃がおすすめです。
冷蔵庫で4~5時間程度冷やせば十分でしょう。
また、グラス内で徐々に温度が上がるにつれ、その豊潤で複雑な香りが立ち上り、さらにその魅力が広がります。

フードペアリング

貴腐ワイン単体で味わうのももちろん美味しいですが、フードペアリングを取り入れるとより深いその魅力を発見できます。
ここから、貴腐ワインと合わせるのみおすすめなフードペアリングをいくつかご紹介します。

フォワグラの写真

まず最初におすすめしたいのは、フランス料理のフォワグラとソーテルヌのペアリング
濃厚でほのかに甘味をたたえるフォワグラと濃密なソーテルヌの甘味の組み合わせは王道。
ブルーチーズなどのクセや塩気のある食べ物とも相性がとてもよいです。

フレッシュフルーツの写真

トロッケンベーレンアウスレーゼは鮮烈な酸味が特徴で、よく冷やしたフルーツと合わせると生き生きとした酸味と果実味を楽しむことが出来ます。

チョコレートの写真

チョコレートやアイスクリームといったスイーツ類、ドライフルーツなど香りの方向性の合うものとのトカイ・アスーのペアリングも食後の楽しみの幅が広がります。

おすすめ10選

ここからは、上記の世界三大貴腐ワインの中からおすすめのワインをご紹介します。
大変高価ですが代表的なものから、お手軽にお試しいただけるコストパフォーマンスのよいものまで、全10アイテムをラインナップ。
貴腐ワインは高い糖度のおかげで、栓を開けてから2週間程度でしたらほとんど劣化を気にすることなく楽しめますので、「その日のうちに飲みきれない」「1本はちょっと多いかも」と不安に思った方もご安心ください。

ソーテルヌ

まずご紹介するのは、貴腐ワインの銘醸地ソーテルヌから。
ここでは、ソーテルヌを代表する有名アイテムから、気軽にお試しいただけるものまでご紹介してまいります。

▼すぐに商品をご覧になりたい方はこちら▼
・世界最高峰!シャトー・ディケムはこちら
・格付け第一級、シャトー・ギローはこちら
・コスパ抜群!シャトー・フィローはこちら
・気軽に楽しむソーテルヌ、シャトー・ヴィオレ・ラモットはこちら

世界最高峰の貴腐ワイン
2018
Chateau d’Yquem
シャトー・ディケム

¥49,800 (税込)/750ml 

生産地:ボルドー / ソーテルヌ
品種:セミヨン / ソーヴィニヨン・ブラン

ソーテルヌの格付けにおいてただ1つだけ、特別第一級にランクされているシャトー・ディケム。
類まれなテロワールを有し、ブドウ樹1本からわずかグラス一杯分しか作られないほどの厳しい粒単位での選果を経て造られる唯一無二の貴腐ワインです。
ヴィンテージによっては、100年もの熟成にも耐えうるポテンシャルを秘めています。

テイスティングコメント テイスティングコメント
ユーザ

深みのある黄金色。フレッシュなマンゴーやパイナップル、アプリコットなどの果実のアロマが感じられ、とても長い余韻とともに上質なハチミツや香ばしいアーモンドといったナッツ類の風味が続きます。

フードペアリングのヒント
最上級のワインなので合わせるものはシンプルに上質なフォワグラのポワレやブルーチーズがおすすめです。

数週間かけ粒単位での収穫後、一時間以内にシャトーに運ばれ、ブドウは3~4回にかけてプレス。
ソーテルヌにおいては珍しい樽発酵が特徴で、最上級のオーク樽を新樽率100%使用。
樽で6~8ヵ月間熟成後、厳格なセレクションの後更に20ヵ月間熟成させ、ブレンドされてから瓶詰が行われます。

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ソーテルヌを代表する格付け第1級シャトー
2017
Chateau Guiraud
シャトー・ギロー

¥7,808(税込)/750ml 

生産地:ボルドー / ソーテルヌ
品種:セミヨン / ソーヴィニヨン・ブラン

シャトー・ギローはソーテルヌ地区最大のシャトーのひとつ。
18世紀頃に、評判は一時低迷しましたが、その後3世代に渡って品質向上に努め、現在は評論家から絶頂にあると評されています。
上記のシャトー・ディケムと同様にひと粒ひと粒選別を行い、更なる品質の向上を目指す妥協なきシャトーです。

テイスティングコメント テイスティングコメント
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完熟したリンゴや、パイナップルのようなトロピカルアロマに、 バニラアイスや樽由来の香ばしいナッツ類など様々な風味が感じられます。 凝縮感のある果実味がある一方で、酸とのバランスも良くエレガントな味わいです。

フードペアリングのヒント
甘さと酸のバランスがとても良いのでフォワグラはもちろん、イチジクやアプリコットなどのドライフルーツ、バニラアイスといったややすっきり目のスイーツとの相性が良いです。

ソーヴィニヨン・ブランの比率が高いと軽やかなスタイルになりがちですが、このシャトー・ギローの味わいは驚くほどリッチ。
1996年から有機栽培を始め、2007年に全ての畑で有機栽培に移行しました。
酸化防止剤(SO2)の使用も最小限に抑え補糖も行わず、より自然に近いワイン造りを心がけ、ブドウのポテンシャルを最大限に高める努力を続けています。
2011年に、ソーテルヌの格付けシャトーとして初めて公式に有機認証を受けました。

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コストパフォーマンス抜群
2013
Chateau Filhot
シャトー フィロー

¥4,180(税込)/750ml 

生産地:ボルドー / ソーテルヌ
品種:セミヨン / ソーヴィニヨン・ブラン / ミュスカデル

ラベルにもなっている18世紀の荘園の屋敷が目印の、英国風の庭園に囲まれた格調高いシャトー。
一時は評価が低迷しましたが、1974年にオーナーが交代してからは劇的に品質が向上しました。

テイスティングコメント テイスティングコメント
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白桃やアプリコットなどの軽やかな香りとともに、軽やかなバニラやハチミツのニュアンスが感じられます。

フードペアリングのヒント
ライトなタイプなので、フルーツタルトなど甘味が主張しすぎないスイーツがおすすめです。

新樽の使用率を抑えて果実味豊かにし、軽やかでエレガントなスタイルに仕上げています。
年を追うごとに品質が向上しており、クオリティと価格のバランスがとても優れた貴腐ワインです。

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気軽に楽しむソーテルヌ
2016
Chateau Violet Lamothe
シャトー・ヴィオレ・ラモット

¥3,509(税込)/750ml 

生産地:ボルドー / ソーテルヌ
品種:セミヨン / ソーヴィニヨン・ブラン / ミュスカデル

こちらのワインは、シャトー・ラリボットが生産するセカンドワイン。
ガロンヌ川の左岸、ソーテルヌ地区プレニャック村に位置するシャトー・ラボリットは1855年に設立されました。
フランス革命の時代から6世代続くライトー家が所有する歴史あるシャトーです。

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ややレモン色がかった明るい色調。グレープフルーツなどの黄色い柑橘系の香りが立ち上り、バニラやはちみつの軽やかな風味。余韻もすっきりとしており、リラックスして楽しめる味わいです。

フードペアリングのヒント
軽やかなフルーティーさとすっきりとした甘さを楽しむ1本。マドレーヌやフィナンシェといった焼き菓子とお楽しみください。

非常にコストパフォーマンスのよい貴腐ワインですが、ブドウは全て手摘みで丁寧に収穫され、手間暇をかけて造られています。
熟成はステンレスタンクにて行いフレッシュさを引き出した味わい。
軽やかで豊かなフルーティさと優雅な甘みが広がる、ご自宅でもお気軽に楽しめる貴腐ワインです。

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トロッケンベーレンアウスレーゼ

トロッケンベーレンアウスレーゼの中でも、リースリングから造られるものはとても高価なものも。
こちらでは、極上のリースリングに加え、違うブドウ品種から造られたコストパフォーマンスのよいトロッケンベーレンアウスレーゼをご紹介してまいります。
※下記3商品は、すべてハーフ・サイズ(375ml)となります。

▼すぐに商品をご覧になりたい方はこちら▼
・極上リースリングはこちら
・20年以上熟成品はこちら
・コンクール受賞ワインはこちら

極上リースリング
2001
Reichsrat Von Buhl Forster Ungeheuer Riesling Trockenbeerenauslese
ライヒスラート フォン ブール フォルスター ウンゲホイヤー リースリング
トロッケンベーレンアウスレーゼ

¥66,000(税込)/375ml 

生産地:ドイツ / フォルスト
品種:リースリング

ライヒスラート・フォン・ブール醸造所は、1849年にフランツ・ペーター・ブールによって設立されました。
150年以上の歴史があり、ドイツワイナリーの中でも高い評価を得続けています。

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凝縮したハチミツやマーマレードや蜂蜜の香り。少しスモーキーなニュアンスとともに長い余韻が続く非常にリッチなワインです

フードペアリングのヒント
とてもリッチなワインですので、完熟した白桃やメロンや、たっぷりと甘みのあるケーキ類がおすすめです。

1892年にはスエズ運河の開港式で採用され、世界的にも認められている醸造所が造る極上のトロッケンベーレンアウスレーゼ。
低収量がもたらす凝縮したブドウ由来の濃密な香りと味わいが特徴です。

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20年以上熟成
1999
G&M Machmer Bechtheimer Stein Huxelrebe Trockenbeerenauslese
G&M マハマー ベヒトハイマー・ステイン・フクセルレーベ トロッケンベーレンアウスレーゼ

¥5,489(税込)/375ml 

生産地:ドイツ / ラインヘッセン
品種:フクセルレーベ

19世紀からラインヘッセン、ヴォヌゴーの地で6代続く家族経営の醸造所G&Mマハマー。
収穫では厳しい選果を行い、全て自らの手による長い伝統に基づいた醸造を貫き、国内外で非常に高い評価を得ている生産者です。

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よく熟した白桃の香りやトロピカルフルーツ、そして濃厚なハチミツやクリーム思わせる余韻が続きます。

フードペアリングのヒント
とてもよい熟成感が味わえるので、まずはそのまま。
濃厚なクリームを使用したスイーツと合わせるとよいです。

甘口ワインに適した畑が多数あるベヒトハイム村の中でも、G&M マハマーの所有する25haの自社畑は村の最も良い地域に位置。
優れたブドウから造られ、20年以上の熟成を経たトロッケンベーレンアウスレーゼとしては、とてもお値打ちな価格で楽しめます。

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コンクール受賞ワイン
2014
Weingut Anselmann Arzheimer Kalmit Solaris Trockenbeerenauslese
ヴァイングート アンゼルマン ソラリス トロッケンベーレンアウスレーゼ

¥5,544(税込)/375ml 

生産地:ドイツ / ファルツ
品種:ソラリス

1126年より長い歴史を受け継ぐアンゼルマン家。
家族経営によるワイナリーとしてはドイツ国内最大を誇り、ブドウ畑、セラーともにトップクラスの設備を整えています。
国際基準の高品質のワインを造り、ドイツ国内だけでなく、フランスやイタリア、アジア圏のワインコンクールでも数多くの賞を獲得している実力派の1本。

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濃い金色。アプリコットやマンゴーなどのトロピカルな香りに続き、ドライフルーツやドライフラワーといったややドライな印象が感じられます。フルーティーな味わいですが、甘味も豊かで、余韻も長く感じられます。

フードペアリングのヒント
リッチなチョコレートやブルーチーズなど相性がよいです。

手積みで収穫後、最新技術を用い、最大限の注意を払って醸造。
ブドウ品種の特徴が維持されており、品種特有のアロマが非常によく保たれます。

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トカイ・アスー

歴史あるトカイ・ワイン。
生産量が極めて低い希少品からご自宅でもお気軽に楽しめるものまでご紹介いたします。
※トカイ・エッセンシアはハーフ・サイズ(375ml)、その他2商品は、トカイ・ワイン標準サイズの500mlボルトとなります。

▼すぐに商品をご覧になりたい方はこちら▼
・希少品!トカイ・エッセンシアはこちら
・濃厚な香りと口当たり、ヘートソロのトカイはこちら
・自宅で楽しむパトリシウス トカイはこちら

ごく少量生産の希少品
2000
Chateau Pajzos Tokaji Essencia
シャトー・パジョス トカイ・エッセンシア

¥36,454(税込)/375ml 

生産地:ハンガリー / トカイ
品種:フルミント / ハーシュレヴリュ / ミュシュコタリ

ボルドー、ポムロール地方のトップシャトー「シャトー・クリネ」の所有者であるジャン=ルイ・ラボルド氏が、ハンガリーに1992年に移住。
その際、直接ハンガリー国家とシャトー・メイヤーからこのシャトー・パジョスを獲得しました。
また、その後取得した由緒あるセラーは、ユネスコの世界遺産に認定されており、常時温度12℃湿度95%に保たれ、ハンガリーワインの長期熟成のための環境において究極の理想といえます。

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完熟したオレンジやマーマレード、ドライ・アプリコットの複雑な香り。
極めて濃い甘みとともに長い余韻が続きます。

フードペアリングのヒント
極めて濃厚なワインなので、ごく少量を含み複雑な香り、長い余韻を楽しむのがよいでしょう。

生産量が極めて少ないトカイ・エッセンシア。
20年以上の熟成を経て、香り、味わいともにとても複雑味を増した希少品。

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濃厚な香りと口当たり
2008
Hetszolo Tokaji Aszu 5puttonyos
ヘートソロ トカイ・アスー 5プットニョシュ

¥7,370(税込)/500ml 

生産地:ハンガリー / トカイ
品種:フルミント

ヘートソロはトカイ・ヘジャリア地区に位置しています。
所有する畑は、かつてはオーストリア・ハンガリー帝国、王室の所有地になるなど、由緒ある長い歴史を経て現在に至ります。

テイスティングコメント テイスティングコメント
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光沢のある黄金色。 アプリコット、柑橘類に続き、ナッツやドライフルーツの香りが続きます。
しっかりとした口あたりで、余韻も長く続きます。

フードペアリングのヒント
しっかりとしたボディなので、フォワグラやブルーチーズなどクセのあるものとの相性がよいです。

へートソロでは人口肥料や除草剤や殺虫剤も過去に一度も使用しておらず、厳密に有機栽培が行われています。
また、ワインへの亜硫酸塩など酸化防止剤の使用制限、天然酵母による自然発酵など、極力ワインに負担をかけない醸造を実践しています。
造られるワインは、重厚な甘味とともに雑味のないピュアな味わいが特徴です。

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自宅で少し贅沢
2014
Patricius Tokaji Aszu 5puttonyos
パトリシウス トカイ・アスー 5プットニョシュ

¥4,455(税込)/500ml 

生産地:ハンガリー / トカイ
品種:フルミント / ハールシュレヴェリュ

現在のワイナリーとしての設立は2000年ですが、オーナーのキケシー家は古くからトカイ地方で有名な畑を所有し、ワイン生産者としても既に19世紀には公文書でその存在が知られていました。
畑の特徴に合わせた栽培を実践し、低収量にこだわり高品質なワインを造り出しています。

テイスティングコメント テイスティングコメント
ユーザ

オレンジピールやアプリコットの香りとともに、イチジクなどのドライフルーツ、キャラメルのような余韻が続きます。

フードペアリングのヒント
余韻も長くしっかり甘味なので、チョコレートケーキ、イチジク、アプリコットなどのドライフルーツと合わせるのがおすすめです。

低収量で非常に丁寧に造られたトカイ・アスーですが、価格は控えめでコストパフォーマンスは抜群。
フォワグラなどにも負けないリッチな味わいをご自宅でもお気軽に楽しめます。

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貴腐ワインについて、造られ方、産地や特徴、その楽しみ方までご紹介いたしましたが、飲んでみたいと思った貴腐ワインはございましたでしょうか。
ご自分の好みのタイプや飲み方を探されると、より深い楽しみ方ができます。
お祝い記念日、ちょっとした自分へのご褒美など、日常でお楽しみいただける場面も多くあるかと思いますので、ぜひ甘美な貴腐ワインで、ふだんの日常に彩を添えてみてくださいね。

また、ワインについて、もっと深く知りたい、学びを深めたいという方には、マリアージュをテーマとしたレストランを訪れてみるのもおすすめです。

例えば、銀座のフレンチレストラン、reverence R(レヴェランス アール)
毎夜、古酒ワインに魅せられた人々が集い、学びを深める隠れ家サロンのような名店です。
このレストランの主役は、刻一刻と変化する古酒ワイン(オールドヴィンテージワイン)。
「料理をペアリングする」という考え方をしていて、抜栓後の温度変化やお料理との組み合わせで変化する、古酒ワインの様々な表情をお愉しみいただけます。

レストランの詳細はこちらから。

ワインがお好きな方にとって、ワインを味わうひととき、その体験そのものが大切な学びの時間。
知識を深めることで、フレンチとワインのより奥深い世界へ踏み込んでみたい方へ、ぜひおすすめしたい隠れ家です。

みなさんの美食体験が、より豊かなものとなりますように。