国内最大のワインメーカーである、メルシャン
スーパーやコンビニなどでも見かけるワインを多く手掛けている一方、実は世界的評価の高いワインも国内で生み出しているのです。

この記事では、メルシャンの歴史に始まり、主要なワイナリーや世界に通用するワインまでをご紹介していきます。

メルシャンとは?

1877年、日本初の民間ワイナリーである「大日本山梨葡萄酒会社」が創業。
同年、社員二名をフランスへ派遣し、ブドウ栽培とワイン醸造を学ばせ、日本における本格的なワイン造りが始まります。

メルシャンは、この「大日本山梨葡萄酒会社」を源流とし、現在まで日本のワイン業界の先駆者として、日本のワイン業界を牽引してきました。
手掛けるのは世界的評価の高い高級ワインから、スーパーなどでも気軽に購入できるペットボトルに入ったデイリーワインまで、100種類を超えるアイテム。
現在も、ワインのリーディングカンパニーとして発展を続けています。

メルシャンの歴史

画像出典:※Instagram @chateaumercian ​​さんより

前述の「大日本山梨葡萄酒会社」をルーツに、着実にワイン造りを進化させていきました。
1949年、「世界に認められるワイン」を目標に、甘味料を添加しない戦後初のブランド、「メルシャン」が誕生します。
そして、1966年、世界の国際ワインコンクールで、日本初となる金賞を受賞する快挙を達成しました。

1970年には、現在の「シャトー・メルシャン」シリーズが誕生し、日本におけるファインワインの歴史がスタート。
その後は、カベルネ・ソーヴィニョンやメルローといった国際品種の栽培にも着手し始め、日本におけるブドウ栽培の可能性を押し広げました。

そして、後ほどご紹介する「桔梗ヶ原ワイナリー」「椀子(まりこ)ワイナリー」といった日本を代表するワイナリーをオープンし、世界レベルの日本ワインを生み出しています。

日本が誇るシャトー・メルシャンの3ワイナリー

現在、メルシャンが運営するのは、勝沼ワイナリー桔梗ヶ原ワイナリー椀子ワイナリーの3つ。
自社管理畑を中心としたブドウを使用し、トップクラスのワインを生み出しています。

シャトー・メルシャンの基幹
勝沼ワイナリー

画像出典:※Instagram @sekaken.0619 ​​さんより

醸造所や畑、ワイン資料館をはじめ、様々な施設を見学できる体験型勝沼ワイナリー
ワイナリーのスタッフが案内してくれるツアー(要事前予約、有料)もあり、観光として訪れても面白いでしょう。

勝沼ワイナリー 公式HP

ワイン造りに特化するガレージワイナリー
桔梗ヶ原ワイナリー

画像出典:※Instagram @sanzomitsuhiro​ ​​さんより

国際品種であるメルローの栽培がスタートした地である、長野県塩尻市桔梗ヶ原に、2018年にオープンした桔梗ヶ原ワイナリー
世界に誇る桔梗ヶ原メルローを生み出した土壌を活かし、高品質ワインに特化した生産を行っています。

他のワイナリーと異なり、年に数回のみの一般公開ですが、1938年に建造された歴史ある建物を利用したワイナリーですので、スケジュールが合えばぜひ訪問してみてください。

桔梗ヶ原ワイナリー 公式HP

地域との共生がコンセプト
椀子(まりこ)ワイナリー

画像出典:※Instagram @shinatado.jp​ ​​さんより

高品質なブドウの栽培に適した土地を探す中で出会ったのが、長野県上田市丸子地区。
後に「椀子ヴィンヤード」と呼ばれるこの土地は遊休荒廃地でしたが、地元の方々の協力を得ながら、ブドウ畑へと転換。
そして、2003年に椀子ヴィンヤードとして開場しました。
それから16年後の2019年、世界的評価を得るワインを生み出す椀子ヴィンヤードの小高い丘の上に、椀子ワイナリーが誕生しました。

椀子ワイナリー 公式HP

シャトー・メルシャンのラインナップ

シャトー・メルシャンが造るラインナップのうち、主要なシリーズをご紹介してまいります。
最高品質の「アイコン」、ブドウが栽培される土地の個性を反映させた「テロワール」、そしてコストパフォーマンスに優れた「クオリティ」の3シリーズ。

ワインを楽しむシーンに合わせて、セレクトできます。

アイコンシリーズ

この「アイコン」シリーズは、シャトー・メルシャンの誇る勝沼、桔梗ヶ原、椀子、3つのワイナリーの最高峰ワイン
カベルネ・ソーヴィニョンやメルロー、シャルドネといった国際品種から作られ、5種類のワインがラインナップ。

シャトー・メルシャン 城の平 オルトゥス

¥18,568 (税込)/750ml 

生産地:山梨年功収支勝沼町
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 62% / メルロー 20% / カベルネ・フラン18%

ラテン語で「起源」などを意味する「オルトゥス(Ortus)」。
1984年に開園した自社管理畑である「城の平」ヴィンヤードのブドウを使用。
シャトー・メルシャンの起源・原点を表した1本です。

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シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原メルロー シグナチャー

¥18,150 (税込)/750ml 

生産地:長野県塩尻市
品種:メルロー 100%

1985年の初ヴィンテージ以来、日本最高の赤ワインの一つとして国内外から高い評価を受けている「桔梗ヶ原メルロー」。
その中から特別な区画を選定し、更に樽セレクションにより厳選して造られたのが「シグナチャー」です。
シグナチャー(サイン)は、特別なワインに醸造責任者が署名を入れることに由来しています。

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シャトー・メルシャン 椀子 オムニス

¥12,100 (税込)/750ml 

生産地:長野県上田市
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 55% / メルロー 36% / カベルネフラン9%

「オムニス(Omnis)」の意味はラテン語で「すべて」。
2003年に開園した椀子ヴィンヤードの、テロワールのすべてを表すというメッセージが込められています。

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トリロジー

¥6,600 (税込)/750ml 

品種:甲州 (山梨県産) / シャルドネ (長野県産) / ピノ・ノワール (長野県産)

3つの産地、3つのブドウ品種、3年間の瓶内熟成から生まれる、最高峰のスパークリングワイン、トリロジー。
シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵によって作られ、生産本数も1,000本程度ととても希少です。

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シャトー・メルシャン リヴァリス

ラテン語の川を表す言葉から派生し、双璧を成す2つの産地を表現した「リヴァリス(Rivalis)」(英語でrivalの意味)。
北信濃を流れる千曲川の、左岸と右岸で育てられたシャルドネを使用したリヴァリスは、シャトー・メルシャンの白ワインの最高峰。
左岸、右岸のテロワールの違いを表現しています。

シャトー・メルシャン 北信左岸シャルドネ リヴァリス
¥5,478 (税込)/750ml 

生産地:長野県北信地区
品種:シャルドネ 100%

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シャトー・メルシャン 北信右岸シャルドネ リヴァリス
¥6,091 (税込)/750ml 

生産地:長野県北信地区
品種:シャルドネ 100%

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テロワールシリーズ

山梨県、長野県に加え、秋田県、福島県の計4つの地区で栽培されたブドウを使用したシリーズ、「テロワール」
各地の土壌、気候に適したブドウ品種にこだわり、その土地の個性をワインに反映しています。

ラインアップは、赤9種、白17種、ロゼ1種の全27種類と非常に豊富。
下記リンクから、商品詳細や公式サイトから商品詳細が確認でき、オンラインショップで可能ですので、下記リンクからご覧ください

テロワールシリーズの詳細・ご購入はこちらから

クオリティシリーズ

デイリーワインとして楽しめる、コストパフォーマンスの高い「クオリティ」シリーズ。
メルローやシャルドネといった国際品種に加え、甲州やマスカット・ベーリーAなどの日本固有のブドウ品種にも取り組んでいます。
下記リンクから、商品詳細や公式サイトから商品詳細が確認でき、オンラインショップで可能ですので、下記リンクからご覧ください

クオリティシリーズの詳細・ご購入はこちらから

気軽に楽しむデイリーワイン

こちらでは、国内外のブドウを使用して造られた、手軽に楽しめるデイリーワインをご紹介。
スーパーやコンビニなどでも、見かけたことがあるのではないでしょうか。

1,000円を切る価格ですが、気軽に楽しむには十分なクオリティです。
かしこまらずに、日常に溶け込むワインとしてお楽しみください。

メルシャン おいしい酸化防止剤無添加赤ワイン

¥469 (税込)/750ml 
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メルシャン ボン・ルージュ 白ワイン

¥607 (税込)/750ml 
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終わりに

いかがでしたでしょうか。

メルシャンが展開する、肩ひじ張らずに楽しめるペットボトルのデイリーワインから、世界レベルと言われるシャトー・メルシャン最高峰のワインまでご紹介してまいりました。
ワインがあることで、普段の食卓がちょっと華やかになったり、記念日がより思い出深いものになったりします。
シーンに合わせてうまくワインを取り入れて、ワインライフを充実させてみてください。