
イエローのラベルが印象的なシャンパーニュ、ヴーヴ・クリコ。
みなさんの中にも、レストランや百貨店で、一度は目にしたことがある方が多いのではないでしょうか。
ヴーヴ・クリコ(Veuve Clicquot)の「ヴーヴ」とは、フランス語で「未亡人」という意味。
ウィットの効いた「ヴーヴ・クリコ(未亡人クリコ)」というネーミングは、若くして急逝した夫の遺志を継いでメゾンを育て上げた「マダム・クリコ」によるものです。
シャンパーニュの造り手たちから敬意を込めて「偉大なる女性(ラ・グランド・ダム)」と呼ばれていた彼女は、女性として初めてメゾンの経営者となっただけでなく、シャンパーニュ業界に革命を起こした希代の発明家でもありました。
「ヴーヴ・クリコの逸話をもっと知りたい」
「他のシャンパーニュとはどう違う?」
「どんな特徴があるシャンパーニュなの?」
今回は、そんな疑問も解決しつつ、ヴーヴ・クリコが愛され続ける秘密に迫ります。
現在、メゾンから販売されている10種類のシャンパーニュについても詳しく紹介しておりますので、購入の際は参考にしてみてくださいね。
女傑が育てたシャンパーニュメゾン
「ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン」のヒストリー

沢山の逸話があるシャンパーニュメゾン「ヴーヴ・クリコ」は、正式名称をVeuve Clicquot Ponsardin(ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン)といいます。
「ONE QUALITY, THE FINEST.(品質はただひとつ、最高級だけ。)」というマダム・クリコの信念を貫き、2世紀に渡ってシャンパーニュを造り続けてきました。
創業者であるフィリップ・クリコが、家名を冠した「クリコ」という企業を設立したのが1772年。
マダム・クリコ(バルブ=ニコル・ポンサルダン)は、創業者フィリップの息子フランソワ・クリコの妻でした。
フランソワが若くしてこの世を去り、未亡人となったマダム・クリコは、夫の意思を継いで自らメゾンを切り盛りしていくことを決意。
27歳の若さで事業を引き継いだ1805年、当時は非常に珍しかった女性実業家となったのでした。
その後、シャンパーニュの事業をその他の事業と切り離し、メゾン名を「ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン」に変更。
その躍進が始まります。
逆境からの躍進劇
敏腕経営者としてのマダム・クリコ

マダム・クリコが事業を引き継いだ当時、メゾンを取り巻く状況は逆境ともいえる厳しいものでした。
あちこちで戦争が起こるなか、高級な嗜好品であるシャンパーニュは売り上げが落ちる一方。
しかも、当時最大の顧客であったロシアへはナポレオンによる港湾封鎖が行われ、ロシア側もフランス製品の禁輸を決めるという状況でした。
そんな時期をどうにかやり過ごし、ナポレオンがエルバ島へ送られ、ロシアも禁輸措置を緩めた1814年。
マダム・クリコは、まだまだ困難が多い中でロシアへとシャンパーニュの輸出を決行、大成功を収めます。
この決断を契機に、ヴーヴ・クリコは世界的なシャンパーニュメゾンへと成長を始めるのでした。
彼女が事業を引き継いだ当時は年間約5万本だった生産本数は、89歳でこの世を去るまでに年間300万本にまで増えていたそうです。
シャンパーニュに革命を起こす
希代の発明家としてのマダム・クリコ

マダム・クリコは、大胆な決断による経営手腕とともに、類まれなる発明家としての才覚も発揮しました。
シャンパーニュ地方の造り手たちから敬意を込めて「偉大なる女性(ラ・グランド・ダム)」と呼ばれるようになった、シャンパーニュにおける革命といえる大きな3つの功績をご紹介します。

シャンパーニュ地方で初めてのヴィンテージシャンパーニュの醸造に成功したのも、マダム・クリコでした。
1811年はぶどうの出来が大変よく、その上大豊作。
彗星が流れた年であったことから、コメット・ヴィンテージと名付けられました。
この年のシャンパーニュはロシアでも大人気となり、1814年以降のヴーヴ・クリコ人気を不動のものとする一助となったと言われます。

動瓶とは、熟成の際に瓶の中に発生する澱(オリ)を、集める作業のこと。
穴が開いた台にボトルを逆さに入れ、ボトルを毎日少しずつ動かすことで澱(オリ)をボトルのネック部分に集め、最後に逆さのままコルクを抜いて澱(オリ)をボトルの外へ吹き飛ばし、透明なシャンパーニュとなります。
この澱(オリ)を除去する方法と動瓶台を開発したのが、マダム・クリコでした。

マダム・クリコは、初めてブレンド法を用いたロゼ・シャンパーニュ造りに成功したことでも有名です。
ブレンド法とは、シャンパーニュと少量の赤ワインをブレンドするロゼ・シャンパーニュの作り方。
それまで、「ニワトコの実」をベースに作ったジュースをシャンパーニュに追加することで造られていたロゼ・シャンパーニュにとって、それは革命でした。
このようにして出来上がったロゼ・シャンパーニュが、「ヴーヴ・クリコ ローズラベル」です。
このように、敏腕経営者であり、発明家でもあったマダム・クリコ。
現在も、ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン社は、彼女の遺志を継いで、丹念で厳格なシャンパーニュ造りを続けています。
受け継がれる革新のDNA
「Cellar in the sea」
海底貯蔵庫プロジェクト

2010年、フィンランド・オーランド諸島の海底に眠っていた沈没船から200年前のヴーヴ・クリコのボトルが発見され大きな話題となりました。
マダム・クリコも生きていた時代に造られたこのシャンパーニュが素晴らしい状態を保っていたことは、その当時からヴーヴ・クリコのシャンパーニュが最高級の品質だったことを証明し、海底熟成という新たな可能性を示しました。
海底での熟成の様子を観察するため、ヴーヴ・クリコはプロジェクト「Cellar in the Sea(海底貯蔵庫)」をスタート。
沈没船の状況を再現した海底と通常のセラーに同じラベルのシャンパーニュを保存し40年かけて実験するそうです。
3年ごとに「海底から引き上げたもの」と「地上のセラーで熟成させたもの」を比較する手法で行われ、2017年に開催された第1回目の試飲会では、「海底での熟成は、ゆっくりと時間をかける熟成に向いている」という結論が出されました。
シャンパーニュへの情熱と革新を体現した女性マダム・クリコの精神が、ヴーヴ・クリコというブランドで現在も大切にされていることがよくわかるストーリーだと思いませんか。
ヴーヴ・クリコってどんなお酒?

1772年の創業以来メゾンのシンボルとして君臨し続けてきた「ヴーヴ クリコ イエローラベル ブリュット」。
ヴーヴ・クリコというブランドの味わいやスタイルを代表するスタンダード・キュヴェ(定番ラインのシャンパーニュ)です。
力強さの中に繊細さをも感じられるというバランスの良さに定評があります。
グラン・クリュ(特級畑)とプルミエ・クリュ(一級畑)をメインに、50から60にもなる異なる畑のぶどうから造られたキュベ(もとになるお酒)を調合して造られています。
ピノ・ノワール
シャルドネ
ピノ・ムニエ
最低でも3年間、瓶内で熟成させた後に出荷される熟成シャンパーニュでもあり、その繊細な泡のシルキーな口あたりは大きな魅力の一つ。
極上のアペリティフ(食前酒)として愛され、魚料理との相性も抜群です。
印象的な「クリコ・イエロー」
ヴーヴ・クリコと言って多くの人が思い浮かべるのは、印象的な黄色いラベルではないでしょうか。
画像出典:※Instagram @veuveclicquot さんより
「クリコ・イエロー」と呼ばれるこの黄色は、ブランド生誕100周年のアニバーサリーイヤーであった1877年に商標登録もされており、まさにメゾンを象徴するカラー。
ワインのラベルとしては珍しい色だったことから、発売当時、ヴーヴ・クリコのひときわ目を惹く特徴として役立ったと言われています。
もともと甘口のシャンパーニュを造っていた同社が、辛口を好むイギリスやアメリカへとシャンパーニュを輸出する際、「辛口であること」が分かるようにと作られ、世界的に辛口シャンパーニュが人気だったことも手伝って、不動のトレードマークとなっていきました。
イエローラベルだけじゃない
現行ラインナップ10種をご紹介!
さてここからは、ヴーヴ・クリコの現行ラインナップ10種類についてご紹介していきます。
ラインナップの中には、ヴーヴ・クリコの定番シャンパーニュ「イエローラベル ブリュット」やロゼ・シャンパーニュの始まりでもある「ローズラベル」以外にも、知っておいてほしい名作が沢山あります。
それぞれの違いや特徴についても記載したので、購入の際には参考にしてみてくださいね。
VEUVE CLICQUOT YELLOW LABEL BRUT NV
ヴーヴ・クリコ イエローラベル ブリュット NV
ヴーヴクリコといえば、これ。
定番中の定番であるイエローラベルは、メゾンを代表するスタンダードシャンパーニュです。
50~60種にも及ぶキュヴェ(元になるお酒)をアッサンブラージュ(調合)して造られるノンヴィンテージシャンパーニュであり、安定した「ヴーヴクリコらしさ」を感じることができます。
画像引用元: MHD公式サイトより
希望小売価格:¥8,470(税込) / 1本(750ml)
フードペアリング
アペリティフ(食前酒)
シーフード
フィッシュ・タルタル
クラッカー
サーモン
クラッカー
パスタ
パルメザン引用元: ヴーヴ・クリコ公式サイトより


ムニエ 15 – 20%
シャルドネ 28 – 33%
リザーブワイン 30 – 45%



VEUVE CLICQUOT ROSE LABEL NV
ヴーヴ・クリコ ローズラベル NV
マダム・クリコの大きな功績のひとつが、初めてブレンド法を用いたロゼ・シャンパーニュ造りに成功したこと。
出来上がったロゼ・シャンパーニュが、「ヴーヴ・クリコ ローズラベル」です。
現在は、「ヴーヴ・クリコ イエローラベル ブリュット」に「シャンパーニュ地方で最も人気のあるぶどう畑の最高品質の赤ワイン」をブレンドして造られるそう。
フルボディのワインのようなしっかりとした味わいの中にシャンパーニュのフレッシュさが残るロゼ・シャンパーニュです。
画像引用元: MHD公式サイトより
希望小売価格:¥9,240(税込) / 1本(750ml)
フードペアリング
ツナ
ビーフカルパッチョ
アヒル
赤い果物
トマト引用元: ヴーヴ・クリコ公式サイトより


ムニエ 13 – 18%
シャルドネ 25 – 29%
リザーブワイン 30 – 45%
赤ワイン 12%



VEUVE CLICQUOT WHITE LABEL DEMI-SEC NV
ヴーヴ・クリコ ホワイトラベル ドゥミ・セック NV
ヴーヴ・クリコ ホワイトラベル ドゥミ・セックは、1Lあたり45gの甘味を加える、甘口のシャンパーニュです。
はっきりとしたフルーツの風味どバランスの良い甘みが、デザートと好相性。
適切な状態で、さらに2年以上の熟成を加えることで、プラリネや焼いたパンのような香りがさらに深まると言われ、キャラメルやプラリネを用いたデザートとよく合うそうです。
ワインセラーをお持ちの方は、トライしてみてはいかがでしょうか。
画像引用元: MHD公式サイトより
希望小売価格:¥8,690(税込) / 1本(750ml)
フードペアリング
白と黄色の果物
ブルーチーズ
パネットトーン
ミルフェイユ
ブリオッシュ
バニラ引用元: ヴーヴ・クリコ公式サイトより


ムニエ 30 – 35%
シャルドネ 20 – 25%
リザーブワイン 30 – 45%



VEUVE CLICQUOT EXTRA BRUT EXTRA OLD 2 NV
ヴーヴ・クリコ エクストラ ブリュット エクストラ オールド 2 NV
シャンパーニュ地方最大級のリザーブワインのコレクションを持つ、ヴーヴ・クリコ。
最古のヴィンテージは、1988年だと言います。
「ヴーヴ・クリコ エクストラ ブリュット エクストラ オールド」は、そんなヴーヴ・クリコの豊富で貴重なリザーブワインコレクションのみをブレンドして造られている「ウルトラ プレミアム シャンパーニュ」。
第10代最高醸造責任者ドミニク・ドゥマルヴィルによってスタートしたプロジェクトであり、「ヴーヴ・クリコ エクストラ ブリュット エクストラ オールド 2」は、1988年、1996年、2006年、2008年、2009年そして2010年という6つのヴィンテージのリザーブワインのみをブレンドして造られています。
画像引用元: ヴーヴ・クリコ公式サイトより
希望小売価格:¥11,000(税込) / 1本(750ml)
フードペアリング
熟成チーズ
スズキ
ザリガニ
仔牛肉
きのこ引用元: ヴーヴ・クリコ公式サイトより


ムニエ 28%
シャルドネ 27%
リザーブワイン 100%



VEUVE CLICQUOT RICH NV
ヴーヴ・クリコ リッチ NV
ヴーヴ・クリコ リッチコレクションは、氷と一緒に楽しむシャンパーニュ。
1L当たり60gの甘味を加え、極めて甘口に仕上がっており、その名の通りリッチな味わい。
ご自分で、氷と新鮮な素材、そしてこの「ヴーヴ・クリコ リッチ」を使って、オリジナルカクテルを作ってみてはいかがでしょうか。
公式おすすめの飲み方は、こちらからご確認いただけます。
画像引用元: ヴーヴ・クリコ公式サイトより
希望小売価格:¥9,295(税込) / 1本(750ml)
「シャンパーニュに加えられる甘味は、お料理のレシピ使われる香辛料のようなものです。正しく使用することによって、特別な香りを引き出すことができ、味覚作りを楽しんで頂くことができます。」
第10代最高醸造責任者ドミニク・ドゥマルヴィル引用元: ヴーヴ・クリコ公式サイトより


ムニエ 30 – 35%
シャルドネ 20 – 25%
リザーブワイン 25 – 35%



VEUVE CLICQUOT RICH ROSÉ NV
ヴーヴ・クリコ リッチ ロゼ NV
氷と一緒に楽しむシャンパーニュであるヴーヴ・クリコ リッチ ロゼは、生姜やライムとの相性が良いと紹介されています。
ワイングラスにアイスキューブと材料を入れ、リッチロゼを注いで愉しんでみてくださいね。


ムニエ 30 – 35%
シャルドネ 20 – 25%
リザーブワイン 25 – 35%
赤ワイン 15%



VEUVE CLICQUOT VINTAGE 2012
ヴーヴ・クリコ ヴィンテージ2012
1810年、ヴィンテージシャンパーニュを初めて作ったのは、マダム・クリコでした。
この2012年のヴィンテージは、メゾンの66番目のヴィンテージシャンパーニュ。
スタンダードなヴーヴ・クリコのスタイルの構成に、大きな木の樽で熟成したリザーブワインを加えることで、強い風味と香りがブレンドのスパイスとなっているそう。
森林を想起させる香りやバニラ、ほのかな香ばしさを感じられるシャンパーニュです。
画像引用元: ヴーヴ・クリコ公式サイトより
希望小売価格:¥9,900(税込) / 1本(750ml)
テイスティングノート
フレッシュで独特な香りが口の中に広がります。 その後、ミラベルのタルト、柑橘類の砂糖漬け、 ローストした梨の香りがあふれます。 最後に、緑のヘーゼルナッツとアーモンドのさわやかな香りをお楽しみください。引用元: ヴーヴ・クリコ公式サイトより


ムニエ 15%
シャルドネ 34%


VEUVE CLICQUOT VINTAGE ROSÉ 2012
ヴーヴ・クリコ ヴィンテージ・ロゼ 2012
ヴーヴ・クリコ ヴィンテージ・ロゼ は、ヴーヴ・クリコ ヴィンテージに赤ワインを加えて造られます。
これは、マダム・クリコが生み出した、ブレンド法によるもの。
2012年のヴーヴ・クリコ ヴィンテージ・ロゼには、ブジー産のピノ・ノワールのスティル赤ワインが13%調合されています。
画像引用元: ヴーヴ・クリコ公式サイトより
希望小売価格:¥12,100(税込) / 1本(750ml)
テイスティングノート
“口あたりは強いセンセーション、その刺激は特有であり明確です。 それは最初、イチゴとモレロチェリーの 赤い果実の香りに始まります。 その次に感じるものは、高貴なタンニンの濃厚な旋律です。 そのベルベットや絹のような優しいタッチは、 ヴィンテージ ロゼ 2012が持つスパイシーで、サフランとペッパーのようなペアのコントラストの強い芸術的な旋律です。”引用元: ヴーヴ・クリコ公式サイトより


ムニエ 15%
シャルドネ 34%
赤ワイン 13%


VEUVE CLICQUOT LA GRANDE DAME 2012
ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム 2012
ヴーヴ・クリコ ラ・グランダムは、メゾン創立200周年のアニバーサリーイヤーであった1972年に誕生した、プレスティージュシャンパーニュ(メゾンを象徴する最高級シャンパーニュ)。
「偉大な女性(ラ・グランダム)」と呼ばれていたマダム・クリコに敬意を表し、このネーミングとなりました。
ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム 2012の特徴は、ブレンドの90%を超えるピノ・ノワール。
このぶどうの美しさを讃えるかのようなシャンパーニュです。
現在は、日本を代表するアーテイスト草間彌生とのコラボギフトボックスの販売も行われています。
コラボについての詳細は、こちらからご覧いただけます。
画像引用元: ヴーヴ・クリコ公式サイトより
希望小売価格:¥21,780(税込) / 1本(750ml)
「ラ・グランダム 2012は緻密さと繊細さが魅力のワイン。遊び心に溢れ、生き生きとした笑顔を感じさせます。ピノ・ノワールの強いミネラル感とフレッシュでバランスの取れたブレンドが特徴。計り知れない熟成のポテンシャルを秘め、テイスティングのたびに心が揺さぶられます」
ディディエ・マリオッティ、ヴーヴ・クリコ最高醸造責任者引用元: ヴーヴ・クリコ公式サイトより


ムニエ 0%
シャルドネ 10%


VEUVE CLICQUOT LA GRANDE DAME ROSÉ 2008
ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム ロゼ 2008
ヴーヴ・クリコを偉大なメゾンへと発展させてたマダム・クリコへのオマージュとして造られたラ・グランダム ロゼ。
最新ヴィンテージの2008年は、ヴーヴ・クリコの所有するブドウ畑の中でも、もっとも歴史的なものの1つであるブジー村のクロ・コランのピノ・ノワールを贅沢に使用しています。
画像引用元: ヴーヴ・クリコ公式サイトより
希望小売価格:¥42,240(税込) / 1本(750ml)
テイスティングノート
このワインは、ラズベリーとイチゴの力強さと柑橘系の香り(ブラッドオレンジ、グレープフルーツ)が組み合わされ、赤い果実、ルイボスティー、上質な皮の微妙なスパイシーな感覚のと完璧な味覚のメロディーのバランスを醸し出しています。引用元: ヴーヴ・クリコ公式サイトより


ムニエ 0%
シャルドネ 8%
赤ワイン 14%


ヴーヴ・クリコを買うなら、ワイン専門通販サイトやワイン専門店がオススメ

マダム・クリコによって育てられ、現在もその遺志を継いで造られる端正なシャンパーニュ、ヴーヴ・クリコ。
「この偉大なシャンパーニュを味わってみたい」と思っていただけましたでしょうか?
ヴーヴ・クリコは、知名度のあるシャンパーニュであり、街の酒屋さんなどでも気軽に入手できる銘柄です。
しかし、「イエローラベル ブリュット」以外の商品についてはお店で取り扱いがない場合もあり、店舗でご購入の際には、訪れる前に連絡して確認しておくのがおすすめとなります。
今回ご紹介したヴーヴ・クリコの商品は、公式サイトでより詳細な情報をご覧いただけますが、そこからご購入いただくことができません。
購入の際は、実際にショップへ足を運んで購入するか、通販サイトを利用することになります。
そのためここでは、おすすめのワイン専門店とワイン専門通販サイトをご紹介しておきます。
おすすめワイン専門店2選
直接足を運んで購入したい方へ、都内のワイン専門店を2軒ご紹介します。
特に、ヴィンテージによって味わいに違いのある「ヴィンテージ」や「ラ・グランダム」をお探しの場合は、ソムリエに相談できるため、足を運ぶのがおすすめです。
また、希望の商品が絶対にあるとは限らないので、お電話で先に確認しておくと安心です。
ワインショップ・エノテカ 広尾本店
エノテカといえば、ワインの通販サイトとしてご存じの方も多いかも知れません。
オンラインショップだけではなく、全国で60店舗以上のワインショップを運営しています。
今回紹介するのは、ワインショップ・エノテカ 広尾本店。
国内最大級の規模のこのお店では、約1500種類以上のワインが揃い、オールドヴィンテージワイン含め、幅広い品ぞろえが魅力です。
画像出典:※Instagram @enoteca_wine さんより
住所:〒106-0047 東京都港区南麻布5丁目14−15 エノテカ本社ビル
TEL:03-3280-3634
営業時間:11:00~21:00
備考:店内にバーラウンジがあり、ワインを楽しむことが出来ます。
LES CAVES de TAILLEVENT TOKYO(レ・カーヴ・ド・タイユヴァン 東京)
「レ・カーヴ・ド・タイユヴァン東京」は、カフェ&バーを併設したワインショップです。
パリで最も予約が取りにくいレストランの1つとして知られる「タイユヴァン」がセレクトしたワインが約700種類揃います。
いちばんの特徴は、飲み頃を迎えたワインが数多くラインナップされていること。
店内のカフェ&バーでは、そんなピークを迎えたいちばん美味しいタイミングのワインをグラスでいただくこともでき、ワイン好きにはたまらないお店です。
画像出典:※Instagram @sekinori716 さんより
住所:〒103-8265 東京都中央区日本橋2丁目4番1号 日本橋髙島屋 本館8F
TEL:03-3548-0858
営業時間:10:30~22:00
備考:店内のカフェ&バーは、11:00~22:00(L.O. 21:30)
おすすめワイン専門通販サイト2選
さてここからは、通販で購入を検討されている方向けに、おすすめのワイン専門通販サイトをご紹介します。
ちなみに、今回ご紹介する通販サイト以外の通販サイトをご利用の際にご確認いただきたいのが「正規輸入品」であるかどうか。
シャンパーニュは、繊細な飲み物ですので、輸送の際の品質管理によっては味わいが変わってしまうこともあります。
「正規輸入品」とは、ブランドから日本の正規代理店が直接仕入れて販売されている商品のことで、どのように品質管理がされたかを追うこともできますので、安心です。
※実際にソムリエに話を聞いて購入したい人には、やはりしっかりとした実店舗がオススメ。ただし、通販と違い、その場で商品があるかどうかは確認できないため、お電話等で確認されると安心です。
エノテカ・オンライン
全国で60店舗以上のワインショップを運営しているENOTECAによる、ワイン専門通販サイト、エノテカ・オンライン。
1988年の創業以来、「FOR ALL WINE LOVERS(すべてのワイン愛好家のために奉仕する)」という標語のもと豊富な品ぞろえの輸入ワインを販売しています。
ワインだけでなく、おつまみやギフト、ワイングッズに至るまで、ワインに関する様々なものが揃うのが魅力です。
画像出典:※Instagram @enoteca_wine さんより
シャンパーニュ専門店 マチュザレム
正規品*のシャンパーニュのみを取り扱っている専門店、マチュザレム。
運営しているのは、明治38年創業の老舗酒販店。
神戸には実店舗もあり、自社セラーには、世界25カ国から5000種類7万本を常備しています。
ホテルやレストランへもワインを提供しており、信頼できる専門店です。
※正規品とは、その商品を生産しているメーカーから直接輸入した商品のことです。
画像出典:※Instagram @ema_ecaille さんより
丹念に仕上げられた極上シャンパーニュで乾杯!

メゾンを急成長させ、シャンパーニュそのものに革命を起こしてきた「マダム・クリコ」。
ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン社は、そんなクリコ夫人への敬意を持ってメゾンを運営しています。
例えば、現在のヴーヴ・クリコが目にも楽しい限定パッケージを出す理由。
それは、マダム・クリコが「私たちのワインは味覚だけでなく、視覚も楽しませるものでなければならない」と考えていたからだそう。
赤ワインを用いることによって色鮮やかなロゼ・シャンパーニュを生み出したり、透明なシャンパーニュを造るためにルミアージュ台を発明したりしたマダム・クリコらしい逸話であり、そんなマダム・クリコに敬意を持ってブランドを運営しているヴーヴ・クリコらしい取り組みですよね。
また、ヴーヴ・クリコは、女性実業家の先駆者のひとりとして評価されているマダム・クリコに敬意を表し、創業200年のアニバーサリーイヤーであった1972年に、働く女性を称える「Veuve Clicquot Business Woman Award(ヴーヴ・クリコ ビジネスウーマン アワード)」を創設。
これまで、世界27カ国350名以上の女性の活動を取り上げ、表彰してきました。
「未亡人」という意味の「ヴーヴ」を冠するこのシャンパーニュについて、結婚式などのお祝いの席にはふさわしくないのでは、と考えるかたもいらっしゃるようですが、「マダム・クリコ」は、その才覚で夫の意思を継ぎ立派にメゾンを切り盛りした女性です。
その逸話を知っている方の中には、このシャンパーニュをたいへん喜ばれる方も。
実際、ダイアナ妃のロイヤルウェディングでも、ヴーヴ・クリコが選ばれました。
(※ただし、縁起を気にされる方への贈り物には避けたほうが無難かもしれません。)
頑張っている女性や、革新を好まれる方へのプレゼントにぴったりのシャンパーニュ「ヴーヴ・クリコ」。
お祝いの際の贈り物にしたり、自分へのご褒美に味わってみたりしてはいかがでしょうか。
いちご大福
「マリアージュ」を研究するレストラン“レヴェランス”で生まれた、いちご大福の中にモエ・エ・シャンドンのジュレを忍ばせたレストランデザートです。
フレンチシェフの遊び心から生まれた、シャンパン好きなら楽しくてたまらなくなるような逸品です。Bon appétit !